重陽神事と烏相撲 上賀茂神社
上賀茂神社で、五節句の一つ、重陽の節句にあたる9月9日に行われる神事です。
本殿に菊花を供え、無病息災を祈ります。
刀祢(とね)と呼ばれる所役により、烏の鳴き声をまねて受け答えするユーモラスな所作があり、
細殿の斎王代の前にて、氏子の子どもによる相撲が行われます。
烏相撲の後には、菊の節句にちなみ菊酒が振る舞われます。
烏相撲内取式(からすずもううちとりしき)8日20:00~
9日の相撲に備えて、烏鳴きをする刀禰(とね)と児童が行う儀式です。取り組みの番立てを組み、習礼(練習)を行います。
重陽神事(ちょうようじんじ)9日10:00~
9月9日は、九という陽の数字が重なる事から重陽といい、古来よりこの日に菊酒を飲んだり、菊花についた露で肌を拭ったりして災厄を祓ってきました。古来宮中その他で行われた五節句の一つの重陽の節句に相当し、本殿に菊花を供え無病息災を祈願します。
尚、当日は菊酒の無料接待があります。
烏相撲(からすずもう)9日10:45~
神社御祭神の外祖父賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が神武天皇東征に際し、八咫烏(やたがらす)と化(な)って先導された故事があり、烏との結びつきが深いのです。
禰宜方(ねぎかた)、祝方(ほうりかた)に分れ、児童による相撲が取られます。
奉納相撲で大魔をはらへ
重陽の節句に烏相撲 by 五所光一郎
重陽神事と烏相撲
■開催日時:9月9日 10:00~
■開催場所:上賀茂神社
■料 金:観覧無料
■お問合せ:075-781-0011
■URL :http://www.kamigamojinja.jp/