常照寺・吉野太夫花供養
「常照寺」は天下の名妓・吉野太夫ゆかりの寺で、洛北の桜の名所としても人気があります。
境内には参道に咲く吉野桜をはじめ、山桜・紅枝垂桜・ウコン桜など約100本の桜を鑑賞することができます。京都市内より1週間ほど遅れて咲くことから、見逃した方がこちらの桜の見物に訪れることも多いとか。
■吉野太夫花供養
吉野太夫が熱心に訪れ、山門を寄進し、そして眠る寺。 毎年4月第2日曜日には、「吉野太夫花供養」が行われます。この日は供養や舞、太夫の胡弓の演奏などのほか、野点(のだて)・遺芳庵席・煎茶席のお茶席3 席(有料)、そして現在の島原太夫による「太夫道中」が行われます。
鷹峯交差点から常照寺までの約100メートルを、内八文字を踏んで進む島原太夫の美し い姿に参拝者の心は奪われます。
吉野大夫寄進の吉野門が迎えの門としてあります。
島原道中は10:20(鷹峯交差点東より出発)〜10:50(常照寺到着)
入門券:前売券 4,500円、当日券 5,000円(お茶席2席・煎茶席・おそば)
吉野太夫は、都の六条三筋町(後の島原)に在った廓の名妓で、教養高く諸芸に優れていただけでなく、その美貌は遠く唐にまで伝わっていたといわれています。
京の豪商で文化人であった灰屋(佐野)紹益に見初められ、紹益の親に猛反対された末に、身請けを許されたロマンスは歌舞伎で演じられています。
吉野は38歳という若さで病死しましたたが、生前に常照寺に山門を寄進していたほどの吉野に縁が深い寺院です。
■開催日時:2018/04/08 雨天中止・小雨決行
野点席のお点前受付8:30~15:00
■開催場所:常照寺
〒603-8468 京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町1
■料 金:島原大夫道中見学無料
当日券5500円(野点、お蕎麦席、お茶席の三席)、 前売券5000円
■お問合せ:075-492-6775 (吉野太夫花供養保存会)
■URL :http://tsakae.justhpbs.jp/joshoji/toppage.html