やすらい祭 今宮神社
“やすらい祭”とは花を鎮める祭の意味で、春には疫病が流行することから、桜の花びらが飛び散る様子が疫病神が飛び回る様子を連想して生まれた疫病退散の神事です。
桜や椿などで飾られた花傘を中心に、赤毛・黒毛の鬼たちをはじめ約20名の行列が、お囃子に合わせて踊り歩きます。
疫病を鎮め、健康を願う春のさきがけの祭として知られ、この花傘の下に入ると疫病から守られ、一年間健康に過ごせるとの信仰が長く続いています。潜ると疫病は取り除かれ、神社に封じ込められると考えられているのです。
今 宮神社の境内では、2組8人の大鬼が大きな輪になってやすらい踊りを奉納します。桜の花を背景に神前へと向かい、激しく飛び跳ねるように、そしてまた緩や かに、“やすらい花や”の声に合わせ安寧の願いを込めて踊ります。「上野やすらい」と前後して「川上やすらい」も境内へ到着します。二つのやすらい踊の特 徴を見比べるのも興味あるところです。
神社の神事のあと、東門から二組のやすらい花の巡行は、
それぞれの氏子町を巡行してゆきます。
今宮さんの東門を出たところ・・・そう! あぶり餅屋さんの前でも演舞が見られます。
黒髪と赤髪をした鬼たちが飛び跳ねるように踊ります。
これは京都三奇祭のひとつといわれています。
鬼たちに扮し元気に飛び回るには、相当な体力が必要で、青年でないと勤まらないようですね。
氏子町へ繰り出していくのを見送った後は・・・・・
平成31年4月14日(日) 雨天中止
12時~17時 (上野やすらい) 12時:光念寺出発 15時頃:今宮神社到着
16時頃:今宮神社出発 17時頃:光念寺到着
(西賀茂・川上大神宮神社出発-氏子区域-今宮神社(15時頃)
今宮神社
〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21
075-491-0082