京の伊勢神宮で人長舞をみる。
九条山の一角に、ひっそりと佇む神社があります。
それは、「京のお伊勢さん」という別名を持つ日向大神宮で、アマテラスを祀り、
そして、外宮、内宮と二つの本殿が境内に建っています。
そればかりか、境内には「天の岩戸」があります。
いかに多くの信仰を集めているかは、
種々の石碑や摂社・末社が谷あいに建てられていることからも分かります。
尾根づたいに進むと、銀閣寺を経て大文字に続く山道があり、
知る人ぞ知る静寂の地と言えます。
その場所で奏でられる御神楽、人長舞をご存知でしょうか。
人長 (にんじょう・にんちょう) とは神楽人の長のことで、
人長舞は、その長が武官の装束を着け、
手に神鏡の象徴という木製の輪を付けた榊の枝を持って舞う古式ゆかしい典雅な舞です。
宮中ほか由緒のある神社で行われる「御神楽の儀」の中で舞われ、
御神楽は、宮中三殿において神楽歌と人長舞とで演じられるお祭りのための音楽であり、
その起源は日本神話の「天の岩戸開きの物語」にさかのぼります。
それが間近で見られる機会は、なかなかあるものではありません。
ところが、16日に外宮祭、17日は内宮祭として御神楽、人長舞が奉納され、
日向大神宮では、それが叶えられます。
是非、ご参詣ください。
神嘗祭は新穀の由貴の大御饌が
大御神に献ぜられる最も重要な
由緒の深い祭儀です。
当宮においても、古くから当日を
例祭と定めて、祭典中に御神楽、
人長の舞を奉り大祭が巌修されます。
秋季例大祭
■開催期間: 2018/10/16~10/17 14:00~
■開催場所: 日向大神宮
京都市山科区日ノ岡一切経谷町29
■お問合せ: 075-761-6639
■URL : http://www12.plala.or.jp/himukai/