白馬を見ると・・・今年の邪気が祓われるらしい
1月7日は五節句の本年最初となる「人日の節句」です。
また、天皇が豊楽院(のちに紫宸殿)に出御して邪気を祓うとされる白馬を庭にひき出し、群臣らと宴を催す儀式「白馬節会」(あおうまのせちえ)に由来する神事、上賀茂神社の「白馬奏覧神事」があります。
年の始めに白馬(青馬)を見ると一年の邪気が祓われるという故事にのっとり、神前に「七草粥」を供え、神馬を曳いて「大豆を与える儀式」です。
朝食に「七草粥」を食べ、ビタミン補給をして、一年の無病息災を祈ります。
「人日の節句」、
セリ・ナズナ・ハコベラ・ホトケノザ・ゴギョウ・スズナ・スズシロ
旬の生き生きした植物である七草を粥にして食べれば、自然界から新たな生命力をもらえ、無病息災で長生きができるとされていました。
「七種粥」は「若菜摘み」と結びつき、7種類の若菜を入れた「七草粥」になったと考えられます。
お正月にたくさんのごちそうを食べたので、お腹を休める為に、と多くのおばちゃんは言います。
また、平安時代に動物を殺生しないに日とするためにと、中国の年中行事である「人日」(人を殺さない日)に作られる「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」にちなんでいるとも言われます。
上賀茂神社ではこの日には、限定350食の七草粥接待も(初穂料500円)あり、振舞われます。
二重に邪気が祓えると、詣でる人が増えています。
本年(平成26年)は干支とも関係するので是非訪れたい神社、祭事であります。
白馬奏覧神事
開催日時:1月7日 10:00~
開催場所:上賀茂神社
料 金: 拝観無料、七草粥500円
お問合せ:上賀茂神社 075-781-0011
http://www.kamigamojinja.jp
市内の各神社でも七草粥を振舞って貰えるところがあります。
御香宮神社
期間 平成26年1月7日(火) 9時~
七草を神前に供える“七種(ななくさ)神事”の後、春の七草を炊き込んだ七草粥が、振る舞われます。
七草粥 300円 (なくなり次第終了)
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/gokounomiya/
西院 春日神社 若菜節句祭
お札を焼く焼納祭の後、11時から参拝者に若菜粥がふるまわれます。また、この日に白馬を見ると健康に暮らせるという言い伝えにちなみ、「白馬 (あおうま) 飾り」が一般に公開され、風邪除けの勝栗守りが授与されます。
若菜粥 300円
http://kasuga.or.jp/frameindexjp.htm