祗園のえべっさん
「 商売繁昌で笹もってこい!」のかけ声でおなじみの「えびす信仰」は、日本各地に拡がっています。その「えべっさん」が、八坂神社の境内にいらっしゃるのをご存じですか?
全国的に名の知られた大阪の今宮戎神社のえべっさんは、八坂神社の氏子が今宮に移り住んだとき、祇園の「えべっさん」をその地にお祀りしたことに始まります。そのご縁から、今宮戎神社からは毎年、祇園祭の折りには幣帛を、大晦日(正月1日)には鯛をご奉納いただきます。八坂神社からは1月8日に、今宮戎神社の十日戎に先だっての献茶祭に神水を持参してお供えします。
八坂神社境内にある本社と大国主社と蛭子社を詣でるのが三社詣です。
詣でて御朱印を頂くと、スサノオにえべっさん・大黒さんのご利益で願意が叶うことになるかも。
新春恒例の初蛭子にあわせ、1月9日・10日と「三社詣」を執り行なわれます。
「三社」とは・・・
・厄除・災難除 「素戔嗚尊」
・良縁成就・家内安全 素戔嗚尊の六世の孫神「大國主命」
・北向蛭子社 商売繁昌・開運招福 大國主命の御子神「事代主命」
のことで、この祖神(おやがみ)・御子神・孫神を新年に参拝することで、より強いご神徳がいただけるそうです。
【参拝期間】
1月9・10日 両日とも午前10時~午後6時迄
【参拝方法】
蛭子社前にて「三社詣朱印紙」(下紙無料)が配布されます。
9日の午後3時からは七福神を乗せた「えびす船」が、八坂神社石段下から四条烏丸間を往復します。
八坂神社
京都市東山区祇園町北側625番地
075-561-6155