赤山禅院如意一願御守
794年に開かれた平安京は、もともと「青龍・白虎・朱雀・玄武」の「四神相応」で知られるように、方位を大切にして創られた都でした。
京都の表鬼門に位し、赤山大明神(陰陽道の祖神・泰山府君)を祭祀するお寺です。お寺ですが最初に鳥居をくぐり、次に山門があり、拝殿と本殿ありと、神仏混淆でお寺と神社の要素が今もごちゃごちゃに混ざっています。
赤山禅院は、京都市街の東北、比叡山の南西山麓に位置しています。
修学院離宮と隣接し、あわせて修学院歴史的風土特別保存地区に指定されている閑静な地です。また、近くには曼殊院、詩仙堂といった名刹もあります。
表鬼門を守護するしるしとして、赤山禅院の拝殿の屋根には、鬼門除けの猿が置かれています。
猿(申)は、鬼門とは反対の方角である西南西を指すことから、邪気を払う力があるとされます。
お守りにもこうした信仰背景をもとに、変わったものが多いのも特徴です。
描かれているのは、赤山禅院の拝殿にいる御幣と鈴を持った猿です。
この猿は御所の東北角にいる猿ヶ辻の猿と対応しており、鬼門方向からくる邪気の進入を防ぐ(去る)役割を持っています。災いを退けて願いが叶いますように。このお守りに願掛けしました。
比叡山延暦寺 皇城表鬼門 赤山禅院
〒606-8036 京都府京都市左京区修学院開根坊町18
075-701-5181
・JR「京都駅」から市バス「修学院離宮道」下車、徒歩15分
・叡山電鉄「修学院駅」下車、徒歩18分●開門:6時 閉門:18時
●拝観時間 9時~16時半
(都七福神の御宝印受付は、9時~16時半)
●料金:無料(自由拝観)
●交通
地下鉄烏丸線 松ヶ崎駅下車、タクシー7分
叡山電車 修学院駅下車 徒歩20分またはタクシー5分
市バス 5、31、65系統 修学院離宮道 下車
北8系統 修学院道 下車 徒歩15分
「ぜんそく封じ へちま加持」の日には、臨時ピストン送迎車が運行されます
●お問い合わせ
075-701-5181(赤山禅院)