節分おばけ
「おばけ」とは、陰暦で正月節にあたる立春の大晦日、いわゆる「節分」に仮装をして寺社にお参りし一年の厄を落とす、平安時代にまで遡るとされている行事。
「普段と違う姿」、つまり仮装・異装したまま、寺社へ詣でて新年の平穏を祈る。
どうして仮装するのか。違う年齢や違う性などに扮することによって、節分の夜に跋扈(ばっこ)するとされる鬼を驚かし、やり込めるためである。
立春前夜は、暗い季節(秋・冬)と明るい季節(春・夏)の変わり目である。
また旧暦では年の変わり目である1月の始まりもこの頃であり、方位神が居場所を変えるなど、古い年から新しい年へと世界の秩序が大きく改組される不安定な時季と信じられた。
そこで豆まきなどの追儺儀式が行われるが、お化けもまたそうした民間信仰のひとつである。
鬼を化かすという「おばけ」は、古くから地蔵盆のように京都の町内でも盛んに行われていたが、戦後、その風習も廃れてしまい、現在では花街で芸舞妓が行なう行事として知られている。
「お化け」に参加しよう!
2月3日の夜9時~12時くらいにかけて祇園周辺で舞妓さんらによるおばけが見られるが、場所と時間は特定できないので運がよければということに。お茶屋がいろいろ趣向を凝らしてお化けイベントを催している。
たとえば、宮川町喜久屋さんでは左のような。
ホテル日航プリンセス京都、嶋原の太夫らによる節分行事「おばけ」
大晦日の夜、歳神が新しい年の恵方に異動する隙間をぬって現れる鬼が、自分に憑かないように、自分とは違うものに化けて、鬼(厄・疫)を化かすという「おばけ」は、古くから京都でも盛んに行われていたが、戦後は次第に廃れてしまい、現在では花街で芸舞妓が行なう行事として知られている。
「節分会 おばけ」は、「おばけ」を再び街中の風習として呼び戻そうと、司太夫(つかさたゆう)が1999年より開始した。以来、司太夫が主宰する嶋原愛好家グループとともに毎年実施、今年で14回となる。
当日は、ホテルロビーで、本年話題のドラマのヒロイン「新島八重」に化けた司太夫と振袖太夫がロビーで、お集まりいただいた方々に「福豆くばり」を行います。(数に限りがございます。)
●「節分会 おばけ」実施要項
日 時:2013年2月3日(日) 12:20~12:45
場 所:ホテル日航プリンセス京都 ロビー
出 演:司太夫 及び 振袖太夫
料 金:無料 ※ロビーでの立ち見。
■お客様からのお問い合せ
ホテル日航プリンセス京都
所在地:〒600-8096 京都市下京区烏丸高辻東入
TEL:075-342-2111
FAX:075-342-2410
URL http://www.princess-kyoto.co.jp/
◆「おばけ」の立ち寄り先や時間につきましては、下記までお問い合せください。
司事務所 TEL/FAX 075(541)8898
※嶋原太夫一行は、当日11時頃八坂神社を出発、神泉苑を経て、ホテル日航プリンセスへ立ち寄ります。