「五台山」の額が掛かる仁王門を入らずに行く人が滑稽である。
 

 
嵯峨釈迦堂こと清凉寺（せいりょうじ）は境内が無料で散策できる上、
その境内に、経蔵、多宝塔、阿弥陀堂、鐘楼、聖徳太子殿、本堂と紅葉が眺められる。

あぶり餅のある茶店や湯豆腐竹仙で食べるには、勿論財布は必要だが。
 

 
仁王門を潜ると、右手が経蔵、読経がいつも流されている。
いい感じだね。
 

 
左手には、法華経に由来する多宝塔、法隆寺夢殿を模した聖徳太子殿、緋毛氈の床机台は茶店だ。

 
多宝塔から本堂の西側には、豊臣秀頼首塚、鐘楼と並び、
狂言堂や南向きの薬師寺が西門傍にある。

 
本堂前庭を右に進めば、経蔵の北側に湯豆腐屋があり、イチョウで黄色の絨毯が敷かれている。
手水舎もそのイチョウの下あたりで、水鏡のイチョウも楽しめる按配である。
その北側は、阿弥陀三尊像を安置していた（現在は霊宝館に安置）阿弥陀堂だ。
自由に上れるから、参拝し、暫し腰を下ろしているのも風情というもの。

 
更に、庫裏の方へと・・・見所は数多である。　全部無料で歩かせて貰える。

宝物を収蔵展示する霊宝館に入り国宝を拝観するのも400円でと、
嵐山・嵯峨野一帯の観光寺院のどこにもひけをとるどころか、勝っているのにリーズナブルである。

 
おでかけになって、写真にない、あなたのシーンを是非見つけて貰いたい。

清涼寺 霊宝館 秋期特別公開
2012年10月1日（月）～11月30日（金）時間 9:00～17:00
料金 400円 ※本堂も参観の場合、700円

　

清凉寺
京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
075-861-0343

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