今宮さんの”やすらい祭にあぶり餅”
平成26年4月13日(日) 雨天中止
12時~17時 (上野やすらい) 12時:光念寺出発 15時頃:今宮神社到着
16時頃:今宮神社出発 17時頃:光念寺到着
“やすらい祭”とは花を鎮める祭の意味で、春には疫病が流行することから、桜の花びらが飛び散る様子が疫病神が飛び回る様子を連想して生まれた疫病退散の神事です。
桜や椿などで飾られた花傘を中心に、赤毛・黒毛の鬼たちをはじめ約20名の行列が、お囃子に合わせて踊り歩きます。
疫病を鎮め、健康を願う春のさきがけの祭として知られ、この花傘の下に入ると疫病から守られ、一年間健康に過ごせるとの信仰が長く続いています。潜ると疫病は取り除かれ、神社に封じ込められると考えられているのです。
今宮神社の境内では、2組8人の大鬼が大きな輪になってやすらい踊りを奉納します。桜の花を背景に神前へと向かい、激しく飛び跳ねるように、そしてまた緩やかに、“やすらい花や”の声に合わせ安寧の願いを込めて踊ります。「上野やすらい」と前後して「川上やすらい」も境内へ到着します。二つのやすらい踊の特徴を見比べるのも興味あるところです。
神社の神事のあと、東門から二組のやすらい花の巡行は、それぞれの氏子町を巡行してゆきます。
今宮さんの東門を出たところ・・・そう! あぶり餅屋さんの前でも演舞が見られます。
黒髪と赤髪をした鬼たちが飛び跳ねるように踊ります。これは京都三奇祭のひとつといわれています。
鬼たちに扮し元気に飛び回るには、相当な体力が必要で、青年でないと勤まらないようですね。
は~、富草の花や、よーほい
富をせばなまえ、いんやすらい花や よーほい
富をせば、みくらのやまに いんやすらい花や よーほい
http://www.imamiyajinja.org/jpn/imamiya_JPN/yasurai_ji.html
花や咲きたる やすらい花や
花や咲きたるや やすらい花や
花や咲きたるや やすらい花や(詞書き)帖の音で歌って、急に乱拍子になる。
や、富草の花や やすらい花や
や、富をせば祈まえ やすらい花や
や、富をせば御蔵(みくら)の山に やすらい花や
やァ、まかまで祈まえ やすらい花や
やァ、まるまで命をば やすらい花や
八千代の千代添えや やすらい花や
野狐の止めを祈まえ やすらい花や
やこのとそをやねのせき(原註:六字ゆともん) やすらい花や
やわ、しめて祈まえ やすらい花や
や、御厩殿(みまやどの)のせんや やすらい花や
や、去りなえ来なえ 矢取る麿もやすら
や、避けなえ唱え 焼いた麿もやすら(詞書き)返唱
八坂妓は対に 取りたるなり
やたどり断つなり やよ、宵に来て
宵に来て 寝ましかわ
矢取り断たまし 矢取り断たまし
や、今争わで 寝なえましものを
いまわも出でて あなに設楽恋いんこの囃子言葉は,玄武神社の囃子言葉
保存会によってそれぞれ,囃子言葉は違います。
氏子町へ繰り出していくのを見送った後は・・・・・
上と下、どちらか「かざりや」さんで、どちらが「いち和」さんか、お分かりななりますか。
きな粉をまぶした小さなお餅を竹串に刺して、炭火であぶって白味噌ダレに。
香ばしくって、甘くって、ホンワカーとした時間が過ごせます。
上のあぶり餅が「がかざり」やさん(写真左)
下のあぶり餅が「一文字屋和助事 いち和」さん(写真右)
今宮神社
京都府京都市北区紫野今宮町21
075-491-0082
http://imamiyajinja.org/top/index.html