京都観世会八月例会
月の光と、時雨の音。
西行法師と和歌の神様とが連歌を通じて心を通わせあう、風雅な世界。
雨月のあらすじ・・・、もの寂しい秋のある日、嵯峨野の奥に侘び住まいをしていた西行法師が住吉明神へ参詣を思い立ち、一夜の宿を借りようと近くのあばら屋に立ち寄ります。あばら屋の主は風雅な老夫婦で、翁は雨の音を聴くために屋根を葺こうとし、姥は月を眺めるために屋根を葺くまいとして、庵は半分だけ屋根の葺かれた状態でした。
翁は「賤が軒端を葺きぞわずらう」という歌の下の句を詠み、これに上の句を付けられたら宿を貸そうと言います。西行は「月は漏れ雨はたまれととにかくに」と見事な句を付け、一夜の宿を許されます。
三人はしんみりとした秋の風情を楽しんでいましたが、いつの間にか老夫婦は姿を消してしまいます。実は夫婦は住吉明神の化身であったのです。夜更け、神職に憑依した明神が西行の前に現れ、和歌の徳を讃えて舞を舞います。
☆★☆★ 京都観世会8月例会 ☆★☆★
■開催日時:2015/8/23 開場10:00 開演11:00
■開催場所:京都観世会館
〒606-8344 左京区東山仁王門東入岡崎円勝寺町44
■料 金:前売指席券6000円 当日指席券6500円 学生券(2階自由席)3000円
■お問合せ:075-711-6114
■URL :http://www.kyoto-kanze.jp/