一休禅師ゆかりのお寺”真珠庵”の特別公開
永享年間(1429年~1441年)に、後に応仁の乱により焼失した大徳寺を復興する一休宗純を開祖として創建された。
応仁の乱による焼失後、延徳3年(1491年)に堺の豪商・尾和宗臨(おわそうりん)によって再興され、その後、寛永13年(1636年)に京の豪商・後藤益勝(ごとうますかつ)の寄進により方丈が造営された。
広大な境内の大徳寺にあって、真珠庵は目立たぬ場所に息を潜めているようである。総門から勅使門、金毛閣に法堂を右手に石畳をひたすら歩き本坊に辿り着く。更に、石畳を真っ直ぐに北へ芳春院を目指し、右手に曲がると大仙院。
その次となる。丁度本坊の背後に控える奥の間のように思える。
真珠庵の撮影が許されているのは山門を入るまでである。
中の様子はあなたの目でご覧いただくしかない。こちらは公開される文化財の一部を、リーフレットからスキャンしたものをご覧頂いている。
公開される文化財
方丈(重文)、長谷川等伯筆襖絵(重文) 、史跡名勝庭園「七五三の庭」、通僊院(重文)、茶室「庭玉軒」、他
「雪の降りしきる破れ寺の中で修行していると、破れた障子の隙間から雪が入り込み、その雪が月の光にきらめいて、真珠のように輝いた」、という中国の故事に習い命名されたと言う真珠庵。
10日間の秋の特別公開に是否伺われてはどうだろうか。
■開催日時:2013/11/1~11/10 9:00~16:00
■開催場所:大徳寺山内 真珠庵 京都市北区紫野大徳寺町52
■入 場 料:大人800円 中高生400円
■お問合せ:075-561-1795 京都古文化保存協会
075-492-4991 真珠庵
■URL :http://www.kobunka.com/