食べる方も王者だから
てっぺん背脂醤油を
水を飲むかのごとく
言わずと知れた「背脂醤油、ときどき酢」のTHE☆京都ラーメンの頂点に君臨する「ラーメン並」600円。セット率が高い「ライス」は150円。お持ち帰りのみ常客も多し本誌がラーメン特集を初めて組む前から、この店はあった。今と変わらず疎水沿いに。もはや誰もが認める「背脂醤油」系の老舗でもあり、その地位は揺るぎない。そんな「王道の中の王道」に足しげく通う食通・料理人は多けれど、「もぉ水を飲むようなもん(笑)」と言う人も。美食家でならす彼にとってラーメンとは、ときに「気持ちを高めて行く」ものである。ただそれは流行の先端、もしくは新店。味をチェックし、行ったことをいち早く他人に伝えるための一杯だ。対して「ますたに」は生きていく上で欠かせない店。京都ラーメン御三家とか、四天王とか呼ばれる店の中で、「the京都ラーメン」の風格がここにある。また「おばちゃんたちが忙しくしてはる方の店」というこの場所は、氏の労働意欲をかき立てるのかもしれない。食べる方は美食王、店の方は王道。この関わり方が、いずれもが京都のてっぺんにあり続ける条件なのかもしれない。
広くはない厨房で無駄なく動くおばちゃん達も名物。昼の行列は珍しくもなく、ひたすら麺がゆがかれる。閉店間際が意外と狙い目
京都市左京区北白川久保田町26
075・781・5762
10:00〜19:00
日祝10:00〜18:00/月、第3火休
【平均予算】750円
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