Le Milieu ル・ミリュー

現在の、味と真実に目を向けよう

lem_0017 — 王道「エスカルゴブルゴーニュ風」1200円も「味がボケないようにしっかり塩で、やっぱり濃いめかな（笑）」。素晴らしき、酒ありき。もちろん、コースもあります

前身の「パリの食堂」は、京都カジュアルフレンチの祖みたいな店であり、酒井久美さんはその店を引き継いだ人である。カジュアルと言えども、師匠は「料理の味が変わるから」と、ひと皿を分け合う食べ方を許さない厳格な人だった。不真面目になったわけでは決してないが、今は大皿盛りも、ひと皿シェアもOK。店を引き継いで屋号も変えて4年強、それでも亡霊のように比較対象として「パリ食」の名が付いてくる。「もういいでしょ？そろそろ許して、と（笑）」。そう。今の真実は「酒好きの、愉快なお姉さんが営む店」だ。「西院・大宮あたりの立ち飲み屋とか好きなんですよね〜」。そうでしょうとも！やっちゃいましょうカウンター増設、フレンチ酒場！