VIVA LA MUSICA
音カフェは、おにかいアンダーグラウンド
「降りる」ことでもはじまる アンダーグラウンドへの出発点 2
アンダーグラウンドという言葉は言い得て妙、地下には独特の世界がある。またこの言葉は音楽業界ではインディーズ的な意味合いも多く含まれる。京都ではそんな音楽シーンが伝統的に確立されてきたわけで、つまりは音楽シーンという熱いマグマの噴出口が市内各地の地下に点在しているのはそんな理由だ。となると、「地下」「カフェ」「音楽」は容易に結びつく。事実、ライブハウスやクラブ未満の音楽スペースは、ヘビーユーザーならずとも音楽シーンを楽しむ格好の場所となっているのだから。
自身もパーカッショニストとして活躍する植松オーナーの「VIVA LA MUSICA!」も、音楽を愛する人々のピースフルスペースとなっている。ライブはもちろん、打楽器教室を行ったり、週末にはオーナーとのセッションが始まったりと、お店とお客のフランクな関係がたまらない。
この2軒、ともに階段を「降りる」わけだが、どちらも京都のリアルな音楽シーンを身近に感じさせてくれる。そしてカフェである以上、その音楽とお客の立場にはライブハウスやクラブのような一方通行はない。ともにイーブンの関係だからこそ心地よい。「降りる」ことで出会うアンダーグランドの世界、その入口の敷居をカフェという存在が下げてくれるのだ。
ビバ・ラ・ムジカ!
Afro Rock酒場 Hybrid cafe
■京都市左京区一乗寺塚本町106-2
白川ビルB1F
075・723・3297
6:00〜翌2:00(夜の部19:00〜)/木休
http://www.vivalamusica.jp/