煌庵 こうあん
昼に夜に支えてくれた
お手出し無用のザ・パーフェクト!
店の上等な履歴書を語ることも可能だがそれよりも、移転前も移転後も、本誌スタッフの胃袋を、昼といわず夜といわず支えてくれた一軒である。ずーっとメニューにあるこの担々麺を、みんな食べてきた。大和まこさんもその一人だ。自らもラーメン大好き、一通りラーメンへの思いを語ってくれたオーナーのジャイアンさん。「移転前は麺まで手打ちのラーメンも出してたんですが、悔しいことに担々麺ばっかり出た(笑)」という、師匠から引き継いだ味の源流を辿れば、日本における四川料理の父、陳健民氏に突き当たる。「年配の方には薄味とか、女性には香辛料を控えるとか、どんな料理にもある程度の手心は入れますが、コイツだけは別。気遣いなしです(笑)」。ぶっきらぼうなようだが、そうではない。山椒の辛味ひとつとっても、加減を許さぬパーフェクトな味なのだ。だから次の世代にも、またその次の世代にも、あらゆる人の脳裏に刻まれていく。それが、名品なのだ。
京都市中京区蛸薬師通烏丸東入ル一蓮社町298-2 染匠会館B1F
075・213・1564
11:30〜14:00(L.O.13:45)
17:30〜23:00(L.O.22:15)/月休
http://kyoto-kouan.jp/
【平均予算】昼1000円 夜4000円
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