らーめん 山﨑麺二郎
京都のラーメン通に、聞きました!
フォトグラファー
畑中勝如 さん
赤提灯系のB級グルメに通じたカメラマン。
弊誌の定番コーナー「Watching Carefully」など人物を主体としたライブ感あふれる写真に定評があるが、
意外と愛らしい雑貨も、めっぽうラブリーに撮りおろす。
新潮流なんて関係ない狙いゼロの、この透明感
ラーメンの世界でも老舗が強い京都に比べ、大阪では創業10 年未満の新参店が結構多い。
修業するには切磋琢磨する環境がいいだろうと考え、
中でも鶏/鰹の澄んだスープが口に合った大阪「麺乃家」の門を叩いたのは4年半前のことだ。
「正直、接客なんかキライだった(苦笑)」という職人肌。
特に麺打ちは「半分、趣味みたいなもん」であり、休みの日も自宅や店で一日中ずっと打っていたそうだ。
だから、同店でももちろん自家製麺。
「らーめん」は細麺、「塩らーめん」は平打ち太麺、「つけめん」はもっちり太麺、とそれぞれ違う麺を打つ。
スープは、「こってり系のヤング麺とか、もう食べられへんやろ?」が口癖の36 歳・畑中さんが絶賛するとおり、
どこまでも透き通るあっさり系。
京都の新潮流に乗って…なんて狙いはまったくなく、4年半の日常を生まれた街で再現しただけのこと。
基本だけを忠実にせっせとつくる一杯は澱みがなく、また明日も確かめたくなる味だ。
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