麪や 向日葵 めんや ひまわり
麪や 向日葵
固定観念の強い京都ラーメンへ、
真っ向勝負で挑む塩ラーメン。
全国各地「ご当地」と冠の付くラーメンは数あれど、京都ほど「ラーメンとはこうあれねば」という固定観念の強い土地はないかもしれない。「『塩ラーメンしかないんです』というと、『じゃぁいいわ』と帰っていくお客さんもいるんですよね。それが京都の土地柄なのかもしれませんが、1度食べてみて欲しい」と店主の進士さん。豚骨・鶏ガラ・魚介のどれもが主張せず三位一体となるよう注力したスープは京料理にも通じた滋味深さである。
横浜のラーメン博物館で京都ラーメンに出会い、開眼。いてもたってもいられず静岡から入洛し、タカバシの有名店で4年間働いた。それでも独立にあたっては「塩」を選んだ。理由は「塩一本で挑む勇気は必要だったけど、好きだから」としか言いようがない。「塩で土台を築いて、有名になりたい」。そう話す進士さんの眼差しは澄んだスープの如し、である。
■京都市左京区浄土寺西田町100-28
075・752・3060
11:30〜14:30 18:00〜23:00/水休