修学院紅葉音頭・大日踊をみる。
京都に御所音頭があったのか ! 大日盆に踊られていた。
地蔵盆が済めば盆行事が終わったわけではないという。
大日如来の縁日が28日で、この日を「大日盆」と呼ばれている。
京都には盂蘭盆で五山送り火(16日)をして、地蔵盆(24日)、大日盆を終えて夏が終わるのである。
その結縁日の前夜27日と28日に、修学院で「紅葉音頭」が踊られている。
この紅葉音頭は、「御所音頭」と呼ばれていたようで、
修学院の紅葉に因んで「紅葉音頭」と呼びかえられたという。
紅葉の名所である修学院離宮を中心にして近隣の地区に広まり、継承されていた。
昭和初期から衰退していたが、
近年復活し修学院離宮前と上賀茂神社境内にて現在行われ保存され、
昭和58年6月、京都市登録無形民俗文化財に指定されている。
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紅葉音頭の作詞は、
霊元天皇の時代に御所に仕官されていた冷泉為村という公家だといわれているが、定かではない。
音頭取りは「近江八景」「紅葉の錦」」「四条八景」「菊流し」「里の秋」などの曲目を伝承している。
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なんでも御所音頭に関わる花櫛が残っているそうで、上賀茂の北大路家に伝わり残っているらしい。
北大路家祖先の盛子様(1838~1913年)が嘉永の頃(1850年)、 明治天皇ご幼少の時に、御守役として京都御所に奉公されていた上賀茂の北大路家に伝わる「花櫛」が紹介されていた。
北大路家祖先の盛子様(1838~1913年)が嘉永の頃(1850年)、 明治天皇ご幼少の時に、御守役として京都御所に奉公されていた上賀茂の北大路家に伝わる「花櫛」が紹介されていた。
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その花櫛を髪にさして御所(紅葉)音頭を踊られたという由緒が残されているという。
修学院では、手ぬぐいの下に「花櫛」を挿されていたかどうかまでは確認させて貰わなかったが・・・。
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そして、音頭取りが交替すると「江洲音頭」となる
踊り手に混じって、踊り好きの年配者や浴衣姿の子供達も輪になり、
櫓の下は賑わしく、夏の夜が更けていった
昔懐かしい、盆踊りのコミュニティが、まだここにはあった。
この空気で育てば、昨今の残虐な事件など起ころう筈がないように思った。
修学院紅葉音頭・大日踊
■開催日:8月27日
■開催場所:修学院七町会館広場(京都市左京区修学院)
■主催:修学院紅葉音頭保存会
■お問合せ:075-702-1000(代表) 左京区役所地域力推進室
http://www.city.kyoto.lg.jp/sakyo/page/0000024570.html
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