モノノケタウン京都に燈る火/壬生寺万灯供養会
壬生寺が黄金の光を放つ
本年はコロナウイルスのため、縮小して本堂前で奉納されます。鑑賞無料
8月 9日 午後7時より約20分間 壬生六斎念仏
8月 16 日 午後7時より約20分間 中堂寺六斎念仏
壬生寺には、お盆の期間の
8月9日~16日に万灯供養会(まんとうくようえ)という行事があり、
その初日にあたる9日を精霊迎え火といい、その日は本堂の前に作られた舞台で壬生六斎念仏が奉納される。
最終日の16日は精霊送り火と呼ばれ、 中堂寺六斎念仏が奉納され
大文字送り火とともに先祖をお送りしている。
50年ほど前までは、壬生狂言の時といい万灯会の時といい、
境内は無論のこと狭い仏光寺通は物見客で溢れかえったという。
静まり返った境内で、本堂を浮かびあがらせる灯りに癒され、
夏の夜を過ごさせてもらった。
ここには観光客もいない。
先祖の供養にお迎えのおまいりをする真摯な人の姿が、
ちらほら伺えるほどである。
今あることに感謝の念を抱く人なのであろう。
日常は4時半に閉門される山門は、この時間にも開かれていた。
夜間拝観料など不要である。写真撮影も許されている。
精霊迎え 8月9日、10日 午前7時頃~午後8時頃
水塔婆に戒名を書き、迎え鐘ををついてご先祖の御霊を迎えます。
迎え鐘は、嘉永元年(1848)に鋳造された梵鐘です。
10日は午後6時より8時頃まで、本堂で壬生地蔵講による御詠歌の奉納があります。
精霊送り 8月16日 早朝より午後8時頃まで水塔婆に戒名を書いて供養し、ご先祖の御霊を送ります。
また、各家のご仏前にお供えしたお供物が納められます。
午前8時頃から午後2時頃まで、壬生地蔵講による御詠歌の奉納があります。
午後7時30分から「精霊送り施餓鬼法要」が営まれ、送り火が焚かれて、うら盆の行事が終わります。
灯籠はどなたでもお申し込みいただけます。
(有料・寺務所にて受付します)
ご先祖様や 亡きお方様のお精霊さんは、
もうご自宅にお帰りになられているだろうか。
■開催期間:8/9~8/16 日没より21:00頃まで点灯
壬生六斎念仏 9日 20:00頃~ 中堂寺六斎念仏 16日 20:30頃~
■開催場所:壬生寺 〒604-8821 京都市中京区坊城仏光寺北入る
■料 金:境内自由
■お問合せ:075-841-3381
■URL :http://www.mibudera.com/