最古のゴールデンウィーク始まる
「馬」と「矢」で祭は始まる
新緑の糺の森、木々に蹄の音、かぶらやが風切る音、「カーン」と杉板が割れ飛ぶ音が響く。
欽明天皇の御世に相次ぐ風雨で凶作が続き、賀茂の神々のたたりであるとされた。これを鎮め、五穀豊穣を祈願すべく567年に勅命により祭礼が執り行われた。
馬に鈴が掛けられ、人は猪頭(ししがしら)を被り、駆競(かけくらべ)をしたところ、風雨は治まり豊作となった。と言い伝えられている。
これが「賀茂祭(葵祭)」の始まりで、5月3日に下鴨神社で行われた「流鏑馬(やぶさめ)神事」である。
5月3日(日) | 午後1時 | 流鏑馬神事 |
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詳しくは、葵祭特設サイトで
http://aoi.kyotocf.com/saiji/yabusame/
「皐月の葵祭 前儀 流鏑馬」
http://kyoto-brand.com/read_column.php?cid=5001
「京都最古の祭は神馬に神霊を移す」
http://kyoto-brand.com/read_column.php?cid=5092
5月4日(月) | 午後 | 古武道奉納 |
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勇ましい古武道が奉納される。各地の十二余流派が参集、日頃の研鑽の成果が披露される。薙刀、剣術、柔術、居合、捧術や鎖鎌などの古武道が一挙に見られる機会である。
5月5日(火) | 午前11時 | 歩射神事 |
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馬上の流鏑馬に対して、地上で矢を射ることに由来しており、賀茂祭(葵祭)の安全祈願とされている。
午後には、少年剣道武道、なぎなた演舞、詩吟奉納がある。
5月4日午前中には献香祭、斎王代女人列御禊神事の雅な王朝絵巻があり、動と静、豪と美、豪と柔が織りなす日本文化が堪能できる3日間となる。
「斎王代女人列御禊神事」は下鴨神社、上賀茂神社で一年毎に交代で行なわれる。(平成27年は下鴨神社 10:00~)