大人の寒天/朝食代わりに老松の夏柑糖
ゼリーではない蜜柑の寒天菓子である。
夜明けが近いが、まだ誰も目を覚ましていなかった。
夜明けが近いが、まだ誰も目を覚ましていなかった。
ナニナニ・・・夙に貴重であると。夏蜜柑(橙)丸ごとで、グレープフルーツや甘夏の混ぜ物はないと。
こっそり冷蔵庫から取り出し、丸ごと一個を朝食代わりにした。
例年の夏となると、ほとんど半分しかあたらない。
これで気分上々の朝、ご機嫌の出勤ができるというものだ。
これで気分上々の朝、ご機嫌の出勤ができるというものだ。
甘さと苦味が絶妙なバランスで調和している逸品である。
「戦後まもなく、もののない時代に、庭にあった夏蜜柑の果実に、少しの砂糖と寒天を合わせて、
上七軒の数寄者のお客様方のためにお作りしたのが最初」と、
こう記されるとさらに擽られる。
上七軒の数寄者のお客様方のためにお作りしたのが最初」と、
こう記されるとさらに擽られる。