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    京に癒やされ

    嵐山の鵜飼

    おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな

    7月を目前にすると、京都人なら誰も、祇園祭のことが気に成りだす。
    7月1日「吉符入」のニュースの影になりあまり知られていないが、この日の夜には、古くから嵐山で風物詩が楽しまれている。
    「この時期の嵐山はオフシーズンで人出を目にしないよ」と、言う無かれ。
    大堰川(おおいがわ)に浮かぶ篝火(かがり火)を、ご覧になられたことはあるまいか。

    その篝火は渡月橋界隈で始まる「嵐山の鵜飼」の灯りである。

    鵜飼といえば、岐阜県長良川が真っ先に挙げられるが、篝火が水面に揺れる幻想的な情景を楽しむ習慣は、京都の宇治川や桂川にも伝わるのだ。

    嵐山には周辺料亭の座敷船や乗り合いの屋形船があり、鵜飼の舟遊びを提供している。
    勿論、川べりや渡月橋から篝火を眺め、浴衣姿に団扇を持って夕涼みを洒落込むのも一手である。京都吉兆前の乗船場の上流あたりは絶好のポイントである。
    舞妓さんが勢ぞろいして、料亭の座敷船で繰り出している光景を目にすることもある。

    そもそも鵜飼は、1300年もの歴史を持つ日本古来の伝統漁法である。
    鵜舟は「鵜匠」に加えて、鵜匠の助手役となる「なか乗り」、舟の舵を操る「とも乗り」の3人1組で乗船している。
    鵜匠は6〜12本の手縄を同時に見事に捌き、手綱の先の鵜は命じられるままに鮎を捕らえてくる。鵜匠の「ホウホウ」という掛け声に、鵜は励まされているのだと聞く。
    この絶妙のコンビネーションを得るため、日頃から鵜と一緒に生活する鵜匠は、代々世襲制であった。

    古事記、日本書紀に神武天皇の伝承として登場する鵜匠は、明治維新まで藩主や時代の幕府により保護政策が採られ、その地位を得、生活していたという。
    そして、文明開化で保護がなくなった鵜匠は著しく減少した。
    そのため明治23年には宮内省の所属となり、同31年よりは観光鵜飼が奨励された。
    古より、さように時の権力者達の口を潤してきた「鮎鮨」が、どれほどの美味であったかは、この鵜飼の手にかかる鮎を食したものにしか理解できないものであろう。

    このように見てみると、嵐山の鵜匠の腰蓑と烏帽子装束から、古の風雅な趣きと感慨深さが伝わってくる。
    そして、「鵜匠」の手綱捌きや「とも乗り」が叩く櫂(かい)の音に、川面の上下を往来し、白く光る鮎を鵜船に運ぶ鵜の姿に、大きな拍手と観衆がどよめく。
    見る見るうちに時間は経ってしまうというものだ。

    皮肉にも芭蕉は、「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」と句を詠んでいるが、
    公家が舟遊びに興じた嵐山で、川床・はもと並ぶ鵜飼を京の夏の風物詩として、お楽しみあれ。

    嵐山の夏の風物詩「嵐山の鵜飼」 (嵐山通船株式会社)
    http://www16.plala.or.jp/kyoto-yakatabune/05.html
    京都の夏の風物詩・「嵐山の鵜飼」が始まりました。(保津川下りの船頭さん)
    http://blog.goo.ne.jp/hozugawa/e/998adf9c578c398e6a0ffa845b0a8b7c
    宇治川の鵜匠さん (JR東海 京都物語)
    http://kyoto.jr-central.co.jp/kyoto.nsf/story/story_index_11
    長良川鵜飼へようこそ (岐阜県まるごと学園本部)
    http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/tyu_shyakai/jinbutu/ukai/index.html

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