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    京に癒やされ

    三十三間堂の通し矢・やなぎのお加持

    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    御弓始の案内
    三十三間堂通し矢 三十三間堂 後白河上皇 平清盛 後嵯峨上皇 豊臣秀吉
    南大門側より北方向法住寺前
    三十三間堂通し矢 三十三間堂 後白河上皇 平清盛 後嵯峨上皇 豊臣秀吉
    法住寺殿の一画であった蓮華王院本堂(三十三間堂)
    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    合格発表ではない、御弓始の順番である
    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    全国の大学の弓道部の成人が集い競う
    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    新成人の弓道人がぞくぞくと
    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    心と体と弓矢が融合
    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    こちらも思わず息を止めてしまう
    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    「ブンッ!」弦が緩むや、矢は的をめざす
    三十三間堂通し矢 三十三間堂 歌川豊春
    江戸時代の通し矢
    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    大的(おおまと)全国大会
    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    大的(おおまと)全国大会
    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    初観音のポスター
    三十三間堂通し矢 初観音 三十三間堂 後白河
    初観音でのお加持が寺内で
    三十三間堂通し矢 三十三間堂
    初観音のの二つの行事
    三十三間堂通し矢 初観音 三十三間堂 後白河上皇 平清盛 後嵯峨上皇 豊臣秀吉
    三十三間堂通し矢 三十三間堂 後白河上皇
    三十三間堂の別名は「頭痛山平癒寺」
    三十三間堂通し矢 三十三間堂 後白河上皇 平清盛 後嵯峨上皇 豊臣秀吉
    国宝三十三間堂
    三十三間堂通し矢 初観音 三十三間堂 後白河上皇 平清盛 後嵯峨上皇 豊臣秀吉
    木造千手観音立像(1,001躯)
    三十三間堂通し矢 初観音 三十三間堂 後白河上皇 平清盛 後嵯峨上皇 豊臣秀吉
    国宝木造千手観音坐像
    三十三間堂通し矢 初観音 三十三間堂 後白河上皇 平清盛 後嵯峨上皇 豊臣秀吉
    やなぎのお加持
    厄落とし 京都国立博物館 三十三間堂
    パーキングエリアで駐禁
    三十三間堂通し矢

    若人的を射抜き、老壮加持以て痛み抜く

    毎年新春恒例の行事として報道されている「三十三間堂の通し矢」に出向いた。

    「大的(おおまと)全国大会」というのが正式名称で、弓道者の新年引き初めにあたり、晴れ着姿の新成人女性が矢を放つ映像でお馴染みの行事である。

    七条通を東へ、会場近くの駐車場は空車待ちの車が列を為していた。
    射的開始前の八時半、仕方なく国立博物館の西側の路上パーキングに車を置く。
    パーキングチケットを発券させるや、慌てて三十三間堂の西門から会場をめざした。

    拝観入口の前は、既に、溢れんばかりの人また人である。

    振袖に袴を着けた若い女性の色とりどりの柄が華やかで、曇天にも関わらず気分が明るくなってくる。白や黒の弓道着に袴を着けた若い男性達にも力強さを感じさせられる。

    全国の大学の弓道部から参加した新成人達が集まっていると見受けられ、その家族らしき人達、バスガイドに案内されている観光客、市内の中高年の人達…で、境内は埋め尽くされている。

    射的競技者は新成人男子、女子、錬士・教士・範士の称号者で、弓道連盟のスタッフに見学者を含め約三千名が、三十三間堂の西庭に設けられた特設射場周辺に集結してゆくのである。

    何はともあれ小生も射場に向かうことにした。その時既に予測は立ったが、身動きすら儘ならなかった。一番苦手な状況である。
    そんな状況であっても、手馴れたカメラ親爺達の集団や新成人の父兄は、早々とベストポジションを確保し、微動だにしない。

    見学を諦め引き返そうかと思ったが、折角出向いたのだからと、矢を放つ緊張の一瞬を味わう場所を、辛うじて見出した。

    一本の矢を放つまでの所作を見ていると、心と体と弓矢は融合一体することが肝要であるように思った。

    歩幅を取り、重心が降り、天地前後の十文字に伸び引き合い、心気と筋肉が熟し、矢と弦が満を持した時に、射手から矢が放たれている様に見える。

    「ブンッ!」弦が緩むや、矢は緩い放物線を描きながら的をめざす。

    矢が射手から飛び立った後も、射手は矢に心を乗せている。

    小生は、新成人の射手の所作に、矢を放つときに生まれる空気、つまり緊迫と品格の重要さを教わった。

    三十三間堂の通し矢は、古くは、本堂の西縁南端に座して縁の北端に向かい、一昼夜を通し、矢を射ることを競っていたと寺伝にある。
    現在のおよそ倍の距離(120m)を、縁側で引いた矢が軒に当たらず、縁に擦らず、縁の幅で通り抜けるよう放ち、的に当てる凄腕を競うことは、各藩の名誉を競うものであったとある。

    その勝者、記録者は「天下一(惣一)」と冠され、額にして本堂の長押の上に掲げられ、破られた記録の額は撤去するのが習わしとされた。

    天下一の永久記録として残されているのは、貞享三年(1686年)紀州藩家臣の和佐大八郎で、その矢の数一万三千五十三本と記された額が本堂にある。

    余談であるが、この射場とされている本堂西庭は、映画「宮本武蔵 第四部一乗寺の決闘」(内田吐夢監督)の決闘場所としてスクリーンに映し出されたところであることを覚えている。映画だけではない史実として、武蔵は吉岡憲法一門との間で、「蓮華王院(三十三間堂)の対決」を行っている。どうやら、三十三間堂は闘い、競うことが似合う場所のようである。

    実はこの日、その本堂で同時に執り行われているのが、三十三間堂のメインイベントであった。

    初観音の縁日にあたり、「楊枝浄水供結願大法要(やなぎのお加持)」が施されるのである。
    このお加持を受けると頭痛が治るご利益があると言われ、通称三十三間堂の別名は「頭痛山平癒寺」と呼ばれている。

    その信仰の由来は、頭痛持ちの後白河上皇が、薬師如来のお告げにより、平清盛に命じ、熊野川にある巨木の楊(やなぎ)を棟木(むなぎ)に用い、法住寺殿内に三十三間堂を建立させたところ(1164年)、その頭痛がピタリと治ったことに始まっている。

    以来、やなぎのお加持は三十三間堂の最も重要な法要となり、新年に七日間の祈りが込められた法水を、鎮痛成分を持つやなぎの枝木で参拝者に注ぐお加持が行われている。この大法要は、現在も毎年正月の15日に近い日曜日に執り行われている。

    このお加持に肖ろうと、本堂に並ぶ列に加わった。

    千躰を越える千手観音像は圧巻である。その前を牛歩することになった。
    お蔭で一体一体のそれぞれに違った表情を拝むことができ、風神雷神や二十八部衆の表情、動作がアニメなどのモチーフに使われていることにも気づいた。

    しかし、お加持を受ける頃には疲れが出始めたのか、等閑な受け方になってしまった。

    その所為であろうか、パーキングエリアに戻ったときには、時間超過で駐車禁止の札が貼られる始末で、新たな頭痛の種が増えてしまった。

    厄落としともいえるが、まだまだご利益を頂くまでの精進ができていないことに気づかされた。

    蓮華王院 三十三間堂
    http://sanjusangendo.jp/

    三十三間堂 (時代劇ロケ地探訪)
    http://agua.jpn.org/film/f118.html

    おおまと, やなぎのお加持, 三十三間堂, 全国大会, 千手観音像, 大的, 天下一, 平清盛, 後白河上皇, 惣一, 楊枝浄水供結願大法要, 蓮華王院, 通し矢, 頭痛山平癒寺80673 : 140116

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