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    京に癒やされ

    三春を愛でる / 梅見・桜見・桃見

    桃の節句 京都御苑 桃林
    桃の花・白
    桃の節句 京都御苑 桃林
    桃の花・濃紅
    桃の節句 京都御苑 桃林
    桃の花・桃色に白色、濃紅色がある。
    桃の節句 京都御苑 桃林
    御苑内は市民の憩いの場となり、手弁当の家族連れが桃の花を楽しむ。
    桃の節句 京都御苑 桃林
    御苑桃林で満開の三色の桃の花。
    桃の節句 京都御苑 桃林
    御苑には、梅林と桃林が南北にある。それぞれに石碑が建ち、梅林・桃林となっている。
    桃の節句 京都御苑 梅林
    枝垂れ梅は御苑の桃林にはない。梅の木の背丈は桜のように高くなく、枝は多く、よく伸びる。
    桃の節句 京都御苑 近衛邸址 足利義満 豊臣秀吉
    糸桜・山桜・里桜が乱舞のように咲き誇っている。
    桃の節句 京都御苑 近衛邸址
    猫の花見である。枝垂桜の幹に座り込み日向ぼっこか。
    桃の節句 京都御苑 梅林
    梅にめじろ。 「梅にウグイス」は花札の絵図。

    薀蓄そのものが文化であり、生きている証である

    桃の節句を迎え、雛飾りで祝っていると、季節の空気が和らいできたように感じる。
    雛壇に飾られている咲き誇った桜の花が、そうさせるのか。
    「陽光の下でいざ花見へ!」と、思いが及ぶ。
    古来より京都では、四季折々の風流を肴に盃を重ね、宴が催される。
    その血が騒ぐ、というのもあるだろう。

    然しながら、花見といえども「桜見」にはまだ早く、ここはまず、2月より咲いている「梅見」か。雛祭りの時期なのだから、「桃見」があっても良さそうだが、あまり聞いたことがない。ところが、桃見はあったようだ。

    桃は、梅見に引き続いて上巳(じょうし)の節句(旧暦3月3日)の頃より1カ月の間、女児の邪気を祓い、健やかな成長を加護するように咲いている。
    桃見の存在について、江戸に関する知識の宝庫、杉浦日向子は生前朝日新聞のインタビューで話している。

    「また花見には三春、梅、桃、桜とありまして、それぞれ愛でて、春の成立となります。役割も違い、梅見は一人、あるいは二人のごく親しい間柄で行く。
    桃見は家族連れで家族の親睦を深める。で、花見になりますと、長屋単位、店単位で繰り出して、どんちゃん騒ぎをやる。つまり社会的なつながりを深める親睦会ですね」(『季節の思想人(ビト)』(佐田智子、平凡社)引用) 現在では「三春」を愛でずして、春を迎えていると先人に叱られそうだ。
    家族との桃見を忘れ、親友との梅見を等閑(なおざり)にし、コミュニティとの桜見も疎(うと)まれ出している。「これが現代の象徴ですか」と、問われれば、返す言葉を見失ってしまう。

    こういう伝統や歴史、習わしやしきたりの話を書く度に、社内での評判を落としている。「終わってる」「古ゥー」「そんなの関係ねぇー」らしいのだ。

    リスペクトの欠片は言うに及ばず、「新人類の常識が先人の常識を駆逐するのは歴史が証明している。」と言わんばかりなのである。だが、薀蓄を多く語ることが嫌われようとも、薀蓄そのものが文化であり、生きている証であると考える。だから止めない。
    「老兵語らず ただ死すのみ」では寂しい限りである。

    文化の間尺や、季節感のない日暮しはしたくないものだ。
    春の終わりを彩る、あの儚い桜が咲くまでにも花見は出来るのだから、まず梅見から桜見、そして今年は桃見を楽しむ春を満喫してみよう。当分の間は、開花情報と睨めっことなりそうだ。

    『季節の思想人(ビト)』(佐田智子、平凡社)
    http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4582738281.html

    季節の花辞典/京都の名所案内
    http://www.new-kyoto.com/image1.htm

    じょうし, 三春, 上巳, 桃の節句, 桜見80545 : 080304

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