• CF!歩み
  • 記事検索
  • aboutus
    京都cf!
    • イベントカレンダー
      • イルミネーション
      • 今日あすのイベント
    • ニュースな街ネタ
      • アートイベント
      • グルメイベント
      • ランチ
      • 京菓子・スイーツ
      • 京料理
      • イベント・催事
      • ビジネスニュース
      • 花暦花便り
      • エンタメ
      • ショップ
      • スポーツ
      • 近場でおでかけ
      • 町角のネタ
    • CF的グルメ
      • 京都ラーメン学
      • ラーメン・つけ麺
      • そば・うどん
      • カフェ・コーヒー
      • パン・サンドイッチ
      • 洋食・欧風料理
      • スペイン料理
      • イタリア料理
      • フランス料理
      • ベトナム料理
      • 中華料理
      • 和食
      • 定食・食堂
      • 居酒屋・ダイニングバー
    • 京都人・コラム
      • 五所光一郎:コラム京に癒やされ
      • 五所ブログ:烏丸かわら版
      • 谷口年史:京都ミステリー紀行
      • 木村英輝
      • 高見重光
      • 東郷一重
      • 番外インタビュ
    • 音街京都
      • 京都のライブハウス
      • ClubScene
      • Mojo West Chronicle
      • Mojo History
      • 京都系アーティスト
      • 京都系新人
    • 祭・季節
      • 梅名所 京都
      • 節分祭
      • さくら名所・名木
      • 葵祭
      • 祇園祭
      • 時代祭
      • 洛中洛外観月ポイント
      • 紅葉の特別拝観
      • イルミネーション

    京に癒やされ

    誇れる京の鍋 水炊き

    明治開化期文学集(一)筑摩書房(1983) 仮名垣魯文
    仮名垣魯文(1829 – 1894)は、戯作者・新聞記者
    鍋物  仮名垣魯文
    安愚楽鍋 (岩波文庫)
    鍋物  仮名垣魯文 
    牛店雑談 安愚楽鍋 初?三編 仮名垣魯文 暁斎・芳幾画 明治四年刊 誠之堂
    鍋物 江戸繁昌記 寺門静軒
    小鍋立て「慈姑(くわい)の煮物を肴に酒を飲む」上戸は小鍋立てで 酒を飲み、下戸はそれで飯を食う」と鍋ブームを活写
    鍋物 江戸繁昌記 (エドハンジョウキ) 寺門静軒
    鍋物
    河豚・鮟鱇の入ったちり鍋
    おじや
    寄せ鍋
    鍋物
    水炊き
    海鮮寄せ鍋の具材
    鍋物
    水炊き
    鍋物 京都中央卸売市場第一市場
    鍋まつり会場風景
    鍋物 京都中央卸売市場第一市場
    まぐろの解体ショー/食彩市
    鍋物
    すき焼き
    鍋物
    てっちりの河豚
    鍋物
    薬味でさっぱり
    鍋物 水だき 萬治郎

    階級社会には鍋物がなかったという

    美食家のことを「鍋道楽」、鍋物の具の入れ方や食べ頃などを取り仕切る人を「鍋奉行」と呼ぶ。
     室町時代以降には厨房や膳部を司る「台所奉行」や「膳奉行」という役名があったが、「鍋奉行」などという役所は勿論なかった。

    「鍋物」というものは階級社会においては全く考えられなかった文化である。
    つまり、身分階級が緩み、共に食事をする対等な風土が家族や社会に出来上がってからである。
    従って、忘年会において、上司と部下がひとつの鍋で、各々の箸を使うことなどは考えられないことだった。

    「鍋物」は江戸時代中期の「小鍋立て」という料理にも見られるが、文明開化前後に新風俗として普及したものであることが伺える。

    仮名垣魯文の『安愚楽鍋』(1871)にはこのように記されている。
    「士農工商、老若男女、賢愚、貧福おしなべて、牛鍋食わねば開化不進奴(ひらけぬやつ)。」
    また、「鍋物」という単語は昭和30年以前の辞典には載っていないというからその歴史は浅い。

     さて、「すき鍋」に並ぶ鍋物というと、「ちり鍋」「寄せ鍋」となる。
    「ちり鍋」は、沸騰させたお湯に、薄身にそいだ魚類、貝類と野菜を入れ、ダイダイ酢醤油、ユズ醤油などにつけて食べる鍋料理である。さっぱりとしていて、具材から出る素朴なだし味が楽しめる。
    薄くそがれた魚身が“ちりちり”と縮む様子を捉えて、「ちり」と呼んだと聞く。明治以降、刺身を食さない外国人向けにご馳走した記録もある。
    「沖ちり」「魚ちり」ではふぐ身は使わず、ふぐをちり鍋風にしたものは「てっちり」と言う。

    他方、「寄せ鍋」は、薄味のだし汁に、魚介類、鶏肉(牛・豚を除く)など様々な具を用い、ポン酢醤油でいただく関東発祥の鍋物を意味する。

    京都、関西には「水炊き」と呼ぶ鶏料理がある。
    ポン酢醤油のたれでいただくのは「寄せ鍋」と同じだか、「もみじおろしのポン酢醤油」である。皮付き若鶏、骨付き鶏肉のぶつ切り、キャベツ、人参、葱を鶏ガラスープで煮るものである。魚介類はいれない。維新の志士達も大層好んだようだ。

    そして、どの鍋物も、極め付きは「雑炊」であることを否定する者はいない。
    鍋物を食べ終えた後、具を取り出し、煮出し汁にご飯を入れ、少し煮込み、玉子でとじ蒸す。そして、海苔と細ねぎ、柚山椒、黒七味など気に入りの薬味を施すと更に旨みが増す。

    「雑炊」のまたの名を「おじや」と呼ぶ。
    「おじや」は「じやじやと煮る」という公家女官用語から転じたものであると聞く。

    具によって鍋の名前は多々あるが、元来の「なべ」の語源は、「菜(な)を煮る甕(へ)」で、食物を煮る土器を指している。
    そして、食べ物を煮炊きするその道具から、鍋料理という文化となっていったたわけである。

    毎年11月23日は、日本で最初の中央卸売市場である京都中央卸売市場で「鍋祭り」が催されている。
    町場の鍋物屋を渡り歩くのも良いが、一度にどんな具の鍋があるのかを見比べて歩くのも面白いものである。魚の切り身の実演ショーあり、海産物の格安卸値での買い付けも出来る。
     是非出掛けられてみると良い。

    水炊き 本家 鳥初
    http://kyoto-torihatsu.com/

    料亭「鳥彌三(とりやさ)」
    http://tabelog.com/kyoto/A2602/A260201/26000764/

    水炊き 鶏料理 「とり新」
    http://homepage1.nifty.com/torisin/index1.htm

    水炊き 鶏料理 「新三浦」
    http://www.sinmiura.jp/

    水だき 萬治郎
    http://tabelog.com/kyoto/A2603/A260301/26005739/

    スキ鍋, ちり鍋, 京都中央卸売市場, 仮名垣魯文, 安愚楽鍋, 寄せ鍋, 忘年会, 鍋奉行, 鍋祭り, 鍋道楽80666 : 131121

    Related Posts

    京に癒やされ /

    狸谷不動院 千日詣り火渡り祭

    京に癒やされ /

    どこで愛でるか花菖蒲 その2

    京に癒やされ /

    どこで愛でるか花菖蒲 その1

    菖蒲の節句とちまき

    京に癒やされ /

    菖蒲の節句とちまき

    京に癒やされ /

    菖蒲の節句発祥の地 藤森神社

    ‹ 誇れる京の鍋あれこれ › 誇れる京の鍋 ちり・すき・なべ

    記事分類

    • ニュースな街ネタ (5,159)
    • 紅葉 (66)
    • イルミネーション (92)
    • 伝統文化・歳時 (685)
    • 京都さくら散策 (230)
    • 祇園祭 (53)
    • 観梅 (34)
    • CF的、京都グルメ (483)
    • 京都ラーメン学 (24)
    • コラム (1,296)
    • 京都サブカル小論 (8)
    • NAKED Eyes (4)
    • REAL FACE (35)

    タグ

    MIHO MUSEUM さくら名木古木 アサヒビール大山崎山荘美術館 アンスティチュ・フランセ関西 ライトアップ 三室戸寺 上賀茂神社 下鴨神社 京都水族館 京都系 京野菜 伏見稲荷大社 八坂神社 北野天満宮 千本釈迦堂 城南宮 壬生寺 大覚寺 嵯峨釈迦堂 平安神宮 平清盛 新風館 日本酒 清水寺 無鄰菴 特別公開 知恩院 神幸祭 節分 紅葉 若冲 葵祭 観梅 豊臣秀吉 還幸祭

    Back to Top

    ClubFame & 京都CF! http://kyotocf.com