京都観世会八月例会
能 「淡路」 吉浪壽晃
狂言 「昆布売」 野村又三郎
能 「花筐 筐之伝 」 大江又三郎
能 「安達原」 林宗一郎
安達原とは・・・概要
諸国行脚の山伏一行(ワキ・ワキツレ)が奥州安達ヶ原に至ったところ、日が暮れたので、近くの庵に宿を借りようとする。庵に住む女(シテ)は一度は断るが、一行を不憫に思い泊めてやる。女は一行のために賤女の営みである糸車を使って見せつつ、人間界に生まれながら仏道を願いもせず心の迷いのままに生きてきた過去の自分を悔やみ、わが人生の空しさを嘆く。女は一行に暖を取らせるため薪を取りに出るが、留守中に寝室を覗かぬよう念を押してゆく。一行は暫く休むこととしたが、一行の従者(間狂言)が隙をみて寝室の内を覗くと、そこには人間の屍骸が山積みにされていた。女の正体が安達ヶ原に棲む鬼であったと知った一行は逃げ出すが、約束を破られ裏切られたと知った鬼(後シテ)が追ってくる。しかし、山伏の験力によって鬼は調伏され、夜嵐の中に消えてゆく。
■開催日時:2016/8/28 開場10:00 開演11:00
■開催場所:府民ホールアルティ
〒602-0912 京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590-1
■料 金:前売指席券6000円 当日指席券6500円 学生券(2階自由席)3000円
■お問合せ:075-711-6114(京都観世会館) 075-441-1414(京都府立府民ホール)
■URL :http://www.kyoto-kanze.jp/