国宝美仏のある願徳寺を囲む桜は今日も満開!
天台宗仏華林山宝菩提院 ・ 願徳寺
「地図にない京都で一番小さな拝観寺院」とのキャッチフレーズがあったところである。
長閑さに、否が応にも深呼吸したくなる。
市内では、あっという間にソメイヨシノの盛りは過ぎ、桜吹雪に花筏や絨毯だというのに・・・
桜と石積みに囲われたところに・・・願徳寺があり、
国宝如意輪観音半跏像が守られているのである。
400円で5分間住職解説付きで拝観できるもの
1)本尊如意輪観音半跏像:国宝 平安時代初期 像高88cm (菩薩半跏像)
2)薬師如来立像:重要文化財 藤原時代 像高110cm
3)聖徳太子立像(2歳像):府指定文化財 1290年頃
凛とした表情と、今にも動き出しそうな躍動感を感じる。
大原野から西山あたりは、まだまだ桜が楽しめた。
天台宗仏華林山宝菩提院 ・ 願徳寺
寺伝によれば持統天皇が夢で啓示を受け、薬師如来を本尊として679年に現在の向日市寺戸に創建された。一時衰退するが、東山三条の宝菩提院に住した忠快(平安時代後期の武士平教盛の子)がこの寺に入って中興したと伝えられる。台密の中心的な寺院として隆盛したが、応仁の乱などの兵火により一時焼失する。江戸時代に入って再興されるも往時の勢いはなく、近代に入ってさらに荒廃。
1962年には本尊の観音像などが「花の寺」として知られる勝持寺に移された。1973年には本堂と庫裏を勝持寺に隣接する現在地に移転、更に1996年には本尊などが願徳寺に戻され、34年の年月をかけてようやく再興が完了した。
京都市西京区大原野南春日町1223-2
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