• CF!歩み
  • 記事検索
  • aboutus
    京都cf!
    • イベントカレンダー
      • イルミネーション
      • 今日あすのイベント
    • ニュースな街ネタ
      • アートイベント
      • グルメイベント
      • ランチ
      • 京菓子・スイーツ
      • 京料理
      • イベント・催事
      • ビジネスニュース
      • 花暦花便り
      • エンタメ
      • ショップ
      • スポーツ
      • 近場でおでかけ
      • 町角のネタ
    • CF的グルメ
      • 京都ラーメン学
      • ラーメン・つけ麺
      • そば・うどん
      • カフェ・コーヒー
      • パン・サンドイッチ
      • 洋食・欧風料理
      • スペイン料理
      • イタリア料理
      • フランス料理
      • ベトナム料理
      • 中華料理
      • 和食
      • 定食・食堂
      • 居酒屋・ダイニングバー
    • 京都人・コラム
      • 五所光一郎:コラム京に癒やされ
      • 五所ブログ:烏丸かわら版
      • 谷口年史:京都ミステリー紀行
      • 木村英輝
      • 高見重光
      • 東郷一重
      • 番外インタビュ
    • 音街京都
      • 京都のライブハウス
      • ClubScene
      • Mojo West Chronicle
      • Mojo History
      • 京都系アーティスト
      • 京都系新人
    • 祭・季節
      • 梅名所 京都
      • 節分祭
      • さくら名所・名木
      • 葵祭
      • 祇園祭
      • 時代祭
      • 洛中洛外観月ポイント
      • 紅葉の特別拝観
      • イルミネーション

    京に癒やされ

    この秋、怪怪奇奇な障壁画

    街に輝くポップな絵と襖絵を楽しむ法

    墨書された白封筒がデスクの上に置かれている。
    宛名の文字の表情から、裏返さなくても差出人がわかる。
    伸び伸びと大書された筆の運びの中に、デリケートさを垣間見せつつ堂々としている。

    封を開けた。出版パーティの招待状だ。
    「つっぱり野郎とアーティストたちのロックパラダイス MOJO WEST (第三書館発刊)」を、若き日の落とし前として書いた絵描きの回顧録である。

    声を聞きたくなったので、すぐさま電話をする。
    相も変わらず、飾り気のないぶっきらぼーな低い声で名前も名乗らない。

    一瞬、まるで組事務所に電話をしたような錯覚に落ちいる。

    こちらが名乗ろうとすると多少トーンが上がり、「何の用や」だ。

    小生は「いくでぇ。声が聞きたかっただけや、ほなまた。」 と、電話を置く。
    この差出人は一ヶ月ほど前の新聞記事に、「京都市動物園、左京の男性描く」というニュースで取り上げられていた。

    とうとう動物園の壁まで征覇したかと、思わず笑みを零したものだった。
    あの新聞記事でも「画家」とも「絵師」とも肩書きには触れていない。

    「左京の男性描く」となっているのも、彼の美学哲学がそう注文させたことは容易に察しがつく。
    この調子で描き続けていくと、この男「左京の男性 木村英輝」は、京都の風景をきっと塗り変えていくことになるだろう。

    動物をど迫力の筆使いで描く壁画といえば、「あの画か!」と思われる方もおられよう。
    思い起こすと、2001年に木村英輝は筆を取った。
    八瀬にサイのファミリー(ダイニングバー・モジョ)、木屋町にスマイリングエレファン(THE RIVERORIENTAL)、北山にシンギングパンサー(MOJO WEST)、フライングタートル(ル・アンジェ教会)。

    その後も描き続け3年目を過ぎた頃には襖絵までも描いてしまった。
    自宅の襖ではない、京都・粟田口 「天台宗 青蓮院門跡 華頂殿」の襖である。

    「蓮-青の幻想・生命賛歌・極楽浄土」と題した襖絵60面が「三十六歌仙額絵」とともに並んでいる。因みに宸殿の襖絵は重要文化財「障壁画 濱松図」である。

    その後の木村英輝はもう止まれない。毎月毎月、どう考えても壁と見ればの勢いなのだ。京都に留まらず銀座、汐留など、日本はおろか韓国済州島にも描いたという話まで聞こえてきた。

    その元気さは小生までもご機嫌にしてくれている。
    彼は「美術館に展示される絵よりも、街に輝くポップな絵を描くだけ」と言い放つ。

    兎に角面白いことを格好良くやる。これが彼の筋である。若いときのままのやり方を通しているのだ。羨ましい限りだ。ロッカーでイベントプロデューサーの絵描きへの転身万歳。
    折りしも、芸術の秋の京都で史上初の特別展覧会が開かれる。

    安土桃山時代に画壇の頂点に立った狩野永徳の障壁画で、国宝を含む代表作が一同に公開されるのだ。「天下をとった絵師 京都に見参!」という文字が冠されている。

    この二人、木村英輝と狩野永徳のお陰で、小生の秋の行楽のメニュープランが一つ増やすことができるというものだ。

    岡崎から歩き出し、まず京都市動物園の類人猿舎壁面の青いゴリラ(Gorilla’s daily life)を、次に粟田口に向かい、青蓮院門跡の木村英輝の襖絵(蓮-青の 幻想)と相阿弥作の庭。その次は東山七条京都国立博物館に移動、史上初の大 回顧展「特別展覧会 狩野永徳(1543~1590)」(開催10/16~)の豪壮華麗な国宝 金碧障屏画を鑑賞、京都生まれの永徳芸術の神髄に迫る。
    ロック絵描き木村英輝と怪物絵師狩野永徳の描く障壁画の迫力を見比べたい。

    伝統と創生の風流のせめぎ合いが見られる秋になりそうだ。

    京都市動物園、左京の男性描く (京都新聞)
    http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007082800028&genre=K1&area=K1D

    天台宗 青蓮院門跡 
    http://www.shorenin.com/temple/

    木村英輝:ロック黎明期を駆け抜けた男 ki-yan
    http://www.ki-yan.com/top.html

    特別展覧会 狩野永徳 京都国立博物館
    http://eitoku.exh.jp/

    MOJO_WEST, THE_RIVER_RIENTAL, ダイニングバー・モジョ, ル・アンジェ教会, 京都市動物園, 木村英輝, 東山七条京都国立博物館, 極楽浄土, 特別展覧会, 狩野永徳, 生命賛歌, 蓮−青の幻想, 襖絵60面, 青蓮院80460 : 071002

    Related Posts

    京に癒やされ /

    狸谷不動院 千日詣り火渡り祭

    京に癒やされ /

    どこで愛でるか花菖蒲 その2

    京に癒やされ /

    どこで愛でるか花菖蒲 その1

    菖蒲の節句とちまき

    京に癒やされ /

    菖蒲の節句とちまき

    京に癒やされ /

    菖蒲の節句発祥の地 藤森神社

    ‹ 都見物のもてなし › 探し物は箸枕

    記事分類

    • ニュースな街ネタ (5,159)
    • 紅葉 (66)
    • イルミネーション (92)
    • 伝統文化・歳時 (685)
    • 京都さくら散策 (230)
    • 祇園祭 (53)
    • 観梅 (34)
    • CF的、京都グルメ (483)
    • 京都ラーメン学 (24)
    • コラム (1,296)
    • 京都サブカル小論 (8)
    • NAKED Eyes (4)
    • REAL FACE (35)

    タグ

    MIHO MUSEUM さくら名木古木 アサヒビール大山崎山荘美術館 アンスティチュ・フランセ関西 ライトアップ 三室戸寺 上賀茂神社 下鴨神社 京都水族館 京都系 京野菜 伏見稲荷大社 八坂神社 北野天満宮 千本釈迦堂 城南宮 壬生寺 大覚寺 嵯峨釈迦堂 平安神宮 平清盛 新風館 日本酒 清水寺 無鄰菴 特別公開 知恩院 神幸祭 節分 紅葉 若冲 葵祭 観梅 豊臣秀吉 還幸祭

    Back to Top

    ClubFame & 京都CF! http://kyotocf.com