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    京に癒やされ

    入梅と五穀豊穣

    飽食を省みる暦日に感謝する

    110531_3f7ba0766月を水無月(みなづき)と呼ぶが、この月に梅雨入りする。
    水無月と書くが、決して水の無い月という意味にはならない。「無」は「の」で連体助詞であるという。
    つまり、「水無月」は「水の月」であるらしい。

    そして、パソコンで「つゆいり」とタイピングすると、「入梅」と変換されたのにも驚いた。「梅雨入り」と肩を並べて選択を迫られた。元より浅学非才の身は承知の上だが、未だに簡易なことに納得させられることの多い今日この頃。

    さて、これも今更と言われるかもしれないが、
    入梅(にゅうばい)と梅雨入り(つゆいり)は別のものであるらしい。

    入梅は立春から135日目の日を暦の上で決めた日で、日本全国同じ日の6月11日であるという。
    気象庁による梅雨入り宣言は5月の沖縄に始まり、6月中旬頃まで順次発表されている。

    すなわち「梅雨入り」は気象用語で、「入梅」は暦用語、季語なのである。

     
    110531_01_iwata_photo_03maphia入梅の頃には、田植えが行われ、雨の恵みで豊饒がはじまる。
    天気予報のない時代には、暦なくして農作業は為しえなかったことが頷ける。

    毎年6月10日、伏見稲荷大社では「田植祭」が行われている。
    タスキ掛けの早乙女など30名が、神前に日々あげられるご料米の稲苗を、神職より手渡され神田に植え付ける。
    巫女が、五穀豊穣を祈願し「お田舞」を舞い、「お田植歌」を奏する。
    10月25日の抜穂祭とともに、神事祭事として続いている。

    この頃になると梅の実が鈴なりについている。葉と同化した色あいの青梅が熟しはじめ落ち出す。

    そして、青梅に雨がかかり始めると北野天満宮では「梅実採取(うめのみさいしゅ)」が始まる。
    境内の梅の木から採れる梅は3tあり、神職、巫女などの手で連日採取される。
    採取された梅は「大福梅」となり、正月の縁起物として参詣者に授与される。

    秋の収穫に向けての五穀豊穣の祈願や占いはこの時期から活況を帯びてくる。
    中でも6月20日鞍馬寺における「竹伐り会式」は印象的だ。

    東の近江座と西の丹波座に分かれた僧兵たちが、長さ4m、太さ10cmの青竹を大蛇に見立て、鉈(なた)で打ち下ろす。打ち下ろす度にあがる歓声や拍手が祭を盛り上げる。
    竹を伐る速さを競い今年の豊凶を占うというものである。早く伐った方に、今年1年間の豊作が約束されるといわれている。

    110531_DSC_0340

    灌漑用水(かんがいようすい)の発達と共に農耕民族となっていった日本人は元々は狩猟民族であった。
    米が食物として安定して手に入るようになると同時に、稲への信仰が篤くなってきたようである。
    京都に限らず日本の神社において、五穀豊穣の神を祀らない神社はない。
    それほどに感謝の気持ちが崇高なまでに至っているのだ。

    お米のことを、何故「シャリ」と呼ぶのかご存知だろうか。
    お米は釈迦の骨ぐらいに大切なものだから「舎利(シャリ)」と呼ばれたそうだ。
    舎利とは「釈迦の遺骨」のことである。

    夏の京野菜の出荷が始まっている。
    朝取りの賀茂なす、種無しの万願寺とうがらし、壬生菜なども順調のようだ。

    飽食の時代に粗末に扱っている食物、今一度、五穀豊穣への祈願と感謝を思い起こしたい。

     

     

    田植祭 (伏見稲荷大社)
    http://inari.jp/rite/?month=6%E6%9C%88

    梅仕事 (北野天満宮)
    http://kitanotenmangu.or.jp/highlight.php

    鞍馬山竹伐り会式 (京都府)
    http://www.pref.kyoto.jp/gyoji/k10.html

    丹波座, 入梅, 大福梅, 抜穂祭, 梅実採取, 梅雨入り, 水無月, 田植祭, 竹伐り会式, 近江座80360 : 050614

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