「Circle of Life|いのちの環」☆KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2016
京都市内15の特別な会場にて、国内外の気鋭のアーティストの作品や貴重な写真コレクションを鑑賞できる14の展覧会を開催。今年のテーマは「いのちの環」。繰り返される歴史、生と死の意味するもの、他とのつながりを、写真をとおして考えるための様々なトークイベントやキッズプログラムも充実している。48の展覧会からなるサテライトイベントKG+、屋外イベント「サスティナビレッジ」なども開催。
[2016年のテーマ]
「Circle of Life|いのちの環」
2016年のテーマは「Circle of Life | いのちの環」です。いのちは存在するかぎり、あらゆるものとつながり、その関係性を育み、そして死や消滅を迎え、時として新たないのちに還元されます。生まれ出たひとつひとつのいのちにはその存在理由があり、小さないのちの環は、他のいのちの環とつながり、より大きな環の一部となります。地球の悠久の時間軸をあらわす縦の環と、その広大な地球を物質的につなぐ横の環。新緑の美しい頃、鑑賞者はKYOTOGRAPHIEでインスピレーショナルな作品と出会うことで、あらゆるいのちが紡ぐ大いなる循環に導かれ、自身に脈々と受け継がれる物語に耳を澄ますことでしょう。
皆様の「いのちの環」に新たな環がつながることを祈りながら。
(KYOTOGRAPHIE 共同創設者/共同代表 ルシール・レイボーズ & 仲西 祐介)
マグナム・フォト/EXILE-居場所を失った人々の記録
無名舎/ 600円
〒604-8212 京都市中京区新町通六角下ル六角町363
国際写真家集団マグナム・フォトが問う
難民・移民問題とヒューマニティ
国際紛争や内戦、宗教対立、大量虐殺、環境破壊等々により、祖国を追われる人々……。戦争や人権等、様々な問題に取り組むマグナム・フォトの写真家にとって、難民や移民は主要なテーマであり続けてきた。25人の写真家によってそれぞれの視点で撮影された力作およそ90点で構成される本展では、第二次世界大戦以降、今日に至るまで続くこの問題の現実を浮き彫りにし、報道写真が問うてきたヒューマニティを再考する機会ともなるだろう。なお、展示は木製ブロックにマウントされた写真を来場者がじかに手に取り、触れて感じることができるインスタレーションとなる予定。
銭海峰|チェン・ハイフェン
The Green Train 緑皮車
ロームシアター京都 / 無料
電気技師が8年の歳月をかけ鮮烈に写す
中国の最安列車 “The Green Train” の乗客たち
中国の緑皮車とは、文字通り緑色の列車を指す。かつて中国を走る鉄道の車両は深緑色に統一されていたが、しだいに特急や高級列車、改良された新型の車両は 別の色で塗装されるようになり、 緑皮車はもっとも料金の安い最下層列車の代名詞になったという。国慶節等で出稼ぎ労働者の帰省におこる“人民大移動”や、海外での“爆買い”が話題の特 権・中産階級とは大きく異なる日常が、その電車の中では繰り返されている。写真家チェン・ハイフェン(銭海峰)は、バックパッカーとして中国じゅうを旅行 しながら、そんな最低料金の客車に乗る人々を撮影し続けた。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016
KYOTOGRAPHIE INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY FESTIVAL
会期: 2016年4月23日[土] – 5月22日[日]
会場: 京都市内15か所 ほか map
[プログラム]
http://www.kyotographie.jp/2016portal/event
[展覧会リスト]
http://www.kyotographie.jp/#programlist
[チケット情報]
http://www.kyotographie.jp/2016portal/outline#passport
主催: KYOTOGRAPHIE 実行委員会
共催: 京都市、京都市教育委員会
料金: 一般パスポート3200円(前売り2700円)
問合: 075-708-7108 KYOTOGRAPHIE事務局
公式web :http://www.kyotographie.jp/
facebook: https://www.facebook.com/kyotographie/