「killing time | 無為の境地」
新進気鋭のオランダ人作家グイド・ヴァン・デル・ウェルヴェは、海外の美術館での大規模な個展や国際展へ数多く出展するなど、今もっとも注目を集めているアーティストの1人です。日本初個展となる本展は、最新作を含む全7作品を展示紹介します。
ヴァン・デル・ウェルヴェは2000年からパフォーマンスの記録を基にした映像作品を制作しています。幼少期からクラシック音楽の教育を受けたヴァン・デル・ウェルヴェは、作品に使用する楽曲も自身で作曲しており、音楽のように直感的に伝わる視覚芸術を理想としています。
本展は、過去10年間の作品群を回顧的に展示することで、ヴァン・デル・ウェルヴェの領域横断的な作品に通底する主題と創作への動機の相互関係を解明かし、作家の制作に対する真摯な姿勢と卓越した才能を明示することを目的としています。また、本展はウェルヴェの作品を通して、オランダ現代美術の最前線の表現をご覧いただける貴重な機会となるでしょう。
作家略歴
1977年、オランダ・パーペンドレヒト生まれ。現在はハッシ(フィンランド)、ベルリンとアムステルダムを拠点に活動している。主な個展として、シアトル美術館、アムステルダム市立美術館、Luhring Augustine (ニューヨーク)、Marc Foxx Gallery(ロサンジェルス)等で開催されたものがある。グループ展では、ニューヨーク近代美術館、MoMA PS1(ニューヨーク)、ハーシュホーン博物館と彫刻の庭(ワシントンD.C.)、NCCA Moscow、台北現代美術館、コーチ=ムジリス・ビエンナーレ(インド)、シドニービエンナーレ等に出展した。ニューヨーク近代美術館、ハーシュホーン博物館と彫刻の庭(ワシントンD.C.)、ルイ・ヴィトン財団美術館(パリ)、アムステルダム市立美術館、ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館 (オランダ、ロッテルダム)等に作品がコレクションされている。
グイド・ヴァン・デル・ウェルヴェ個展
☆★☆★☆「killing time | 無為の境地」☆★☆★☆
■開催日時:2016/2/20 ~ 3/21 11:00~19:00
■開催場所:京都市立芸術大学 ギャラリー@KCUA(アクア)
休館日/月曜日(3/21(月・祝)は開館、翌3/22(火)を休館)
■料 金:無料
■お問合せ:075-253-1509 gallery@kcua.ac.jp
■U R L :http://gallery.kcua.ac.jp/