節分2016-そして春。
寺社の節分祭事
洛東
福吉田神社節分祭
室町時代以来、伝統祭事のなかでも京の一大行事です。
約50万人もの参拝者と約800店の露店で境内は埋め尽くされます。
年をまたぐこととなる3日深夜の「火炉祭」では、古式に則り祭儀が執行され、炉に積み上げられたお札に火が点けられる。
節分3日間は大元宮内院を特別参拝できる。
疫神祭などの特別神符や抽せん券付厄除福豆(一袋200円)等が授与されます。
日時:2月2日(木)~ 4日(金)
◆2日前日祭
・8時~ 疫神祭
・18時~ 追儺式(鬼やらい神事)
◆3日当日祭
・23時~ 火炉祭(古札焼納祭)
*ご注意【28年も昨年からの環境対策指導に伴い、伝統の大規模な「焼き納める」神事は行われない見込み。】
◆4日後日祭
・13時~福豆抽選会(4日は露店無し)
http://www.yoshidajinja.com/
tel:075-771-3788
交通:市バス206「京大正門前」
参考コラム
神座で福を自分の内に呼び込む祈りす http://kyoto-brand.com/read_column.php?cid=5352
山秀の恵方巻&河道屋の年越し蕎麦 http://kyotocf.com/?p=18253
福八坂神社節分祭
豆まき、景品付福豆授与(1袋300円)・甘酒の接待があります。
四花街による舞踊奉納も行われます。
常磐新殿喫茶室にて「厄除けぜんざい」。
【舞踊奉納と豆撒き】
日時:2月2日(木)・3日(金)9時~
◆2日13時 先斗町・14時 弥栄雅楽会・15時 宮川町
◆3日(節分祭当日)11時 今様・13時 祇園甲部・15時 祇園東
tel:075-561-6155
交通:市バス206「祇園」
福須賀神社節分祭
祭神須佐之男神はヤマタノオロチのいけにえにされそうになった櫛稲田比賣神を救って結婚し、円満に暮らしたいう。この夫婦円満な神がまつられていることから、縁結び・家内安全にご利益のある神社として人々に知られた。
縁結びの神にちなみ懸想文(お守り)の授与があります(有料)。
日時:2月2日(木)・3日(金) 9時~20時
2日15時〜 追儺招福豆まき祭り
tel: 075-771-1178
交通:市バス206「熊野神社前」徒歩約5分
福聖護院節分会
追儺式は暴れだした赤、青、黄3匹の鬼が年男福女のまく豆により調伏し、改心した鬼が一緒に豆をまく。
重要文化財の本尊不動明王や本堂・宸殿の一部、山伏問答など修験道独特の作法が2、3日両日一般公開。
参考追加情報
聖護院の節分で山伏に会う http://kyotocf.com/matsuri/shogoin-setsubun/
日時:2月2日(木)・3日(金)
◆2日 終日 柱源護摩
◆3日 9時~甘酒の接待 (なくなり次第終了・無料)
13時~追儺式・山伏福豆まき
15時~厄除開運採燈大護摩供
19時~お札焼き
http://www.shogoin.or.jp/
tel:075-771-1880
交通:市バス206「熊野神社前」
福平安神宮節分祭
大儺之儀(だいなのぎ)は、平安朝当時の「追儺式」が式次第、作法、祭具、衣裳にいたるまで綿密に再現されている。
甘酒接待 (終日)無料(なくなり次第修了)
日時:2月3日(水)
奉納狂言 正午~14時
節分祭 13時~
大儺之儀 14時~
豆まき行事引き続き大火焚神事 15時~
http://www.heianjingu.or.jp/
tel:075-761-0221
交通:市バス5「京都会館美術館前」
福六波羅蜜寺節分会
日時:2月3日(水) 六斎念仏は15時~
星まつり11時~
豆まき14時50分~、15時20分~
節分会追儺式
http://rokuhara.or.jp/
tel:075-561-6980
交通:市バス206「清水道」
福日向大神宮節分厄除大祭
境内にある”天の岩戸”を節分にくぐり抜けると、それまでの厄を祓い落とし福を招くといわれ、「ぬけ参り(終日)」と呼ばれています。
日時:2月3日(水) 献火神事は16時~
http://www12.plala.or.jp/himukai/
tel: 075-761-6639
交通:地下鉄東西線「蹴上」
福地主神社節分祭
厄除け開運、無病息災を祈願し、「豆まき神事」、「福豆」授与(500円)、「人形祓い」など。
日時:2月3日(水)14時~
http://www.jishujinja.or.jp/
tel: 075-541-2097
交通:市バス206「五条坂」「清水道」
洛中
福壬生寺節分会
炮烙(ほうらく‐素焼きのお皿)に家族、知人の年齢・性別を墨書きして奉納する炮烙奉納をはじめ、お練り供養、大護摩供養、厄除け護摩祈祷と祭事は多彩。
【壬生狂言】
日時:2月2日(木)~4日(土)
2日・3日(両日13時~、1日計8回)無料
http://www.mibudera.com/
tel:075-841-3381
交通:市バス26「壬生寺道」
福千本ゑんま堂 強運節分会
厄除けこんにゃく煮(た)きが有名。ゑんま堂念仏狂言奉納(3日19時30分~)の後、豆まき式が行われます。
日時:2月2日(木)・3日(金)
9時~20時
厄除けこんにゃく煮き400円
起上り(祈祷付だるま)400円~
http://yenmado.blogspot.jp/
tel:075-462-3332
交通:市バス206「千本鞍馬口」
福北野天満宮節分祭
日時:2月3日(水) 節分祭は10時~
神楽殿にて、13時より茂山千五郎社中による「北野追儺狂言」、上七軒歌舞会による日本舞踊が奉納され、次いで豆まきが行われます。
http://kitanotenmangu.or.jp/
tel: 075-461-0005
交通:市バス50「北野天満宮前」
福千本釈迦堂 おかめ節分会
おかめ塚の話が伝わる千本釈迦堂で木遣音頭が謡われると、おかめさんと鬼が登場。
おかめ像の前で法楽の後、厄除け祈願の法要があります。
紅白のおかめ装束をした男女の練り歩きが見もの。
日時:2月3日(水)15時~
●おかめ像前での法要 → 節分厄除祈願法要 → 古式鬼追いの儀(茂山狂言社中奉納)→ 招福豆まき
http://www.daihoonji.com/
tel: 075-461-5973
交通:市バス50「上七軒」
福廬山寺 追儺式鬼法楽
通称“鬼踊り”で知られ、親しまれています。
参考情報
http://kyotocf.com/matsuri/rozanji-onihoraku/
日時:2月3日(水) 7時開門~19時閉門
鬼法楽15時~ 鬼おどり → 法弓 → 16時~ 豆まき
鬼のお加持14時15分〜45分、16時過ぎ〜17時過ぎ
古札焼き式17時~
tel: 075-231-0355
交通:市バス205「府立医大病院前」
http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/
福下鴨神社節分祭
追儺弓神事は直垂(ひたたれ)姿の射手が舞殿から矢を放つゆかしき神事です。
日時:2月3日(水) 10時~
節分本殿祭
古神札焼納式 11時~
追儺式・弓神事 12時~
福豆まき、 福もちまき 13時~
御真木神事 13時30分~
tel: 075-781-0010
交通:市バス205 「下鴨神社前」
http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
洛西
福平岡八幡宮節分祭
笹酒・甘酒の無料接待があります。また人形に名前・年令を書き一年の無病息災を祈願する星祭が18時より行われます。
日時:2月3日(水) 17時~
tel:075-871-2084
交通:JRバス「平岡八幡」
福天龍寺節分会
境内入口で福笹が授与され(2,500円)、塔頭寺院七カ寺のお札を受けて廻る七福神めぐりが行われます。 また、豆まきと甘酒の無料接待もあります。
日時:2月3日(水)午前8時 ~ 午後4時30分
● 福笹・絵馬授与(2,500円 空くじなし大福引き・大福豆付)
● 大福豆撒き(3回)
(午前11時30分ごろ・午後1時30分ごろ・午後3時30分ごろ)
● 節分大茶会(裏千家淡交会)
● 書道・絵画展(嵯峨・嵐山・広沢小学校、嵯峨中学校)[午後4時30分まで]
● 甘酒無料接待
tel: 075-881-1235
交通:市バス28「嵐山天龍寺前」
http://www.tenryuji.com/
福松尾大社節分祭
拝殿にて石見神楽が奉納され、午後には節分祭・弓矢の神事、福まめまきが行われます。
日時:2月3日(水)
石見神楽10時~ 、節分祭13時30分~
tel:075-871-5016
交通:市バス28「松尾大社前」
http://www.matsunoo.or.jp/
洛北
福鞍馬寺 追儺式
陰陽師が祭文を読み上げ、桃の弓に矢をつがえて鬼を払う宮中行事を再現します。
日時:2月3日(水) 14時~
愛山費 200円中学生以下無料
tel: 075-741-2003
交通:叡山電鉄「鞍馬」
http://www.kuramayama.net/
福狸谷山不動 節分会
追儺豆まき式に加えて、厄除け大護摩祈祷と弘法大師が唐より授かった真言宗独特の祈祷法星まつり福よせ祈願が行われます。
入山料 500円
日時:2月3日(水)
豆まき11時30分、13時、14時30分
福引大会 200円(9時~空くじなし)
tel: 075-722-0025
交通:市バス5「一乗寺下り松町」
http://www.tanukidani.com/
福金閣寺 不動堂開扉法要
節分の日、秘仏の弘法大師作と伝えられる石不動明王の法要が営まれます(11時)。不動堂が開扉され、法要の前後に参拝できます(堂内別途有料)。
日時:2月3日(水)開扉 9時~10時45分、12時~16時30分
拝観料 大人・高校生400円 、小・中学生300円
tel:075-461-0013
交通:市バス101・205「金閣寺道」
http://www.shokoku-ji.jp/k_about.html
洛南
福伏見稲荷大社節分祭
祭典終了後、11時30分、13時の3回、外拝殿にて福男福女及び福娘により、豆まきが行われます。
日時:2月3日(水) 祭典は9時~
tel:075-641-7331
交通:JR奈良線 「稲荷」・京阪電車「伏見稲荷」
http://inari.jp/
福藤森神社節分祭
追儺式と豆まきは2回ずつ行われます。
日時:2月3日(水)
祭典は10時~太鼓・雅楽・舞楽の奉納18時~
追儺式と豆まき20時~
甘酒の無料接待 終日
参考 藤森神社節分祭 干支神社で勝馬にのる!
http://kyotocf.com/matsuri/fujinomori-setsubun/
tel:075-641-1045
交通:JR奈良線「JR藤森」、 京阪電車「墨染」
http://www.fujinomorijinjya.or.jp/
福石清水八幡宮 鬼やらい
「鬼やらい人」が邪気を祓うといわれる桃の枝で作られた弓で四方を射、次に同じく桃の枝で作られた剣で「鬼やろう」の掛け声とともに四方を打ちます。
日時:1月29日(日) (節分前の日曜日)
鬼やらい 13:00~ 14:00~ 1月31日(日) 2月3日(金)
湯立神事12:00~
参考 石清水の鬼やらいと湯立神事
http://kyotocf.com/matsuri/iwashimizu-setsubun/
tel:075-981-3001
http://www.iwashimizu.or.jp/
節分会 photo ギャラリー
立春 火炉祭 追儺式 疫神祭 豆撒き 山秀の恵方 年越しそば 天神地祇八百万神 鬼やらい 河道家のれん会 藤原山蔭 比売神 卜部 方相氏 神楽岡
早咲きの梅の開花が春一番を告げ、節分が近づいてきた。
神社では節分祭、寺院では節分会と呼ばれ、一年の厄除け、厄払い、厄落としが行われ立春を迎える。[続き…]
火炉祭 鬼やらい 追儺式 恵方巻 夷川五色豆 清荒神節分会 角大師 八咫烏 八ッ橋 懸想餅 懸想文 吉田神社 豆政 廬山寺 下御霊さん 下御霊神社 熊野神社 須賀神社 鬼法楽
節分の鬼やらいは宮中の追儺式(ついなしき)に始まり、初詣とともに今日でも欠かせない歳時記として、神社仏閣へ節分詣がなされ、家庭では豆撒きが行われている。
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だるま説法 般若大祈祷 生湯葉丼 枝垂呉服梅 北野追儺狂言 おかめ福節分祭 古式厄除行事鬼追いの儀 長五郎餅 こんにゃく 達磨寺 法輪寺 北野天満宮 とようけ屋 千本釈迦堂 石像寺 釘抜き地蔵
朝10時、円町に近い達磨寺こと法輪寺での「だるま説法」を聞くことから始まった。
衆聖堂や達磨堂に行くと、諸願成就した8000体といわれる様々な達磨さんが、説法を聞いて澄ん心に宿った元気と勇気を、更に力強いものにしてくれる。
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バレンタインデー 懸想文 健速佐之男神 櫛稲田比賣神 須賀多餅 豆茶 須賀神社 八雲神社 東天王社 西天王社 天王社 歓喜光院 後醍醐天皇 美福門院
生活に窮した公家たちの内職の一つとして、恋文の代筆を生業とするものが現れるのである。
古文や和歌などの素養がちりばめられた「懸想文」は、年頃の娘達の支持を得たようである。
[続き…]
節分 梅 花見 立春 追儺(ついな) 四方詣り 北野天満宮 後鳥羽上皇 菅原道真 菅大臣神社 吉祥院天満宮 長岡天満宮 法輪寺 飛梅天満宮 新日吉神宮
立春とは、寒さがあけて春に入る初日のことで、早咲きの梅の花が咲いている頃である。自然の姿が変わる大切な節目とした日であったから、立春の前日を節分(春の節分)と呼び習わしたものである。
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鬼やらい 福豆 魔よけ 護符 鬼の目突き 豆塚伝説 炮烙 四方まいり 貴船神社 上賀茂 深泥池 吉田神社 壬生寺 八坂神社 北野天満宮 壬生狂言 炮烙割
厄除には、「鬼やらい」に見る「厄払い」と呼ばれるものと、「厄落とし」と呼ばれるものとがある。
厄介で邪悪な鬼を追っ払うのは如何にするのか。
[続き…]
節分 お化け 京都祇園 四方詣り 追儺式 鬼やらい 豆塚伝説 鬼の目突き 吉田神社 壬生寺 八坂神社 北野天満宮 深泥池 貴船
節分の行事は市内各社寺で執り行われている。
とりわけお参りするなら、「四方詣り(しほうまいり)」は外せない。
御所の表鬼門(北東)にある吉田神社、裏鬼門(南西)の壬生寺、南東の八坂神社、北西の北野天満宮が四方を鎮護する社寺である。
[続き…]
立春大吉 角大師 太巻き寿司 豆まき 鬼の調伏式 金峯山寺 初天神 初不動 初大黒祭 初ゑびす 初寅大祭 初金毘羅 初弘法 初天神
京の行事や歳時記と出会うとき、つい、このように新旧暦あわせて考えなければならない。
節分とは「節(せち)分かれ」と書き、季節が変わる節目のことである。
[続き…]