細密美!明治のやきもの~幻の京薩摩展~
かつて京都で「京薩摩」という焼き物が作られていたことをご存じでしょうか。その名の通り、鹿児島で作られ海外で人気を博した本薩摩の流れを汲むもので、当時、明治政府の輸出用製品の花形でした。東京や横浜、大阪をはじめ神戸でも薩摩焼の様式を取り入れた焼き物が盛んに作られていましたが、なかでも、京都・三条粟田口の窯で焼き上げられた京薩摩は、一時は本薩摩の生産量を超えるほど製作され、その繊細で雅な美しさで人々を魅了しました。
本展では、清水三年坂美術館所蔵の数ある珠玉の作品の中から、日本特有の繊細で豪華な装飾がほどこされた薩摩焼に注目し、さまざまな地域で製作された薩摩焼をご紹介するとともに、独自の様式を展開した京薩摩の魅力に迫ります。わずか数十年の間だけ作陶された幻の京薩摩。「美」と「技」が凝縮された絢爛豪華な世界をお楽しみください。
清水三年坂美術館コレクション
☆★☆★細密美!明治のやきもの~幻の京薩摩展~☆★☆★
■開催日時:2016/1/2~1/31 10:00~20:00 ※但し2,3,13日は20:30まで
■開催場所:美術館「えき」KYOTO
〒600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
■主 催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞
■入 場 料:一般 900円 高大学生 700円 小中学生 500円
■お問合せ:075-352-1111
■URL :http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/