祇園神輿が還る/祇園祭還幸祭
祇園祭前祭山鉾巡行により清められ迎えられた町に、
八坂神社の祭神スサノオ一行がおいでになって(神幸祭)、
寺町四条の御旅所に滞在された(御旅所詣)。
八坂神社の祭神スサノオ一行がおいでになって(神幸祭)、
寺町四条の御旅所に滞在された(御旅所詣)。
あれから一週間の日々はあっという間に過ぎた。
(輿丁を引導する三若神輿会吉川幹事長と支えるみこし会幹部)
平成26年に49年ぶりに復興した後祭巡行から2度目の山鉾巡行が執り行われ、
24日還幸祭の神輿渡御の道も清め祓われることができた。
時の行政の都合で、祭事が弄ばれる間違いが正されたのだ。
今年で大任を退かれる吉田孝次郎山鉾連合会会長の高い業績である。
従前の正しい神事ごとに戻った後祭に、祭り好きの市民は喝采している。
祭神スサノオのお還りに名残を惜しむかのように、
神輿は執拗なまでに揺さぶられていた。
こうして祭神スサノオの御霊が遷された中御座神輿は八坂神社へお還りになった。
古来より神輿渡御を引き受けている三若神輿会により、
現在は中御座を三若、東御座を四若、西御座を錦が担ぎ、渡御している。
祭り好きの大勢の輿丁と観衆に支えられ、祇園の神輿は舞殿に着座。
本殿への御霊遷しを終えて、帰路は午前零時を超えていた。