琳派400年記念☆自然界の神の手による不可視的現象を捉えた土佐琳派ライブ
今年の琳派400年記念行事の一環として、今年3月琳派プロジェクションマッピングを京都国立博物館で行った映像作品を中心に、アーティストであり、京大教授である土佐尚子は、自然界の神の手による不可視的現象を最先端技術で、琳派の先端映像表現「土佐琳派」を制作しました。
その世界は、見たことのない驚きの映像ですが、なぜか自然で懐かしい。なぜならば、土佐尚子は、祖先から受け継いできた日本人の原意識のようなものに辿りつくことによって、おおきな創造が生まれると考え、そこに近づきたいと思っているからです。それは日本人が本来持っているアイディンティティかもしれません。このアイディンティティから、私たちの美意識である「うつろひ」「はかなさ」「おもかげ」を、世界へ発信すること。これが土佐琳派のテーマです。
本イベントは、アート愛好家だけではなく、広く多くの方を対象としています。「なぜアートが現代に必要なのか」を考え、現代人が自然に健全に生きるため、全ての人にアートが必要だと説きます。なぜならば、自分の仕事に、心から納得している時、人間が持つ創造的な生命力を用いて、生き生きと行動できるような豊かな能力を持っています。それこそが、京都の伝統を引き継ぎ次世代に伝えるかということにつながります。
土佐琳派映像と共に、ゲストのアキーラサンライズさんを迎えて、ライブ演奏のひとときを、お楽しみください。
土佐尚子 <略歴>
国際的に知られた日本のメディアアーティストの先駆者。1980年代後半にニューヨーク近代美術館ビデオアートのキュレーターバーバラロンドンの企画展”New Video Japan”に選ばれ、国際的に知られるようになる。芸術と工学の研究で、東京大学大学院工学研究科で博士号を取得。武蔵野美術大学映像学科非常勤講師(1989-2000 年) バウハウスのジョージケペシュが設立した米国MIT高等視覚研究所のアーティストフェローになり芸術活動と研究を行う(2001-2004年)。2005年より、京都大学高等教育研究開発推進センター教授として、メディア芸術を教えると共に、作家活動を行う。作品コレクションは、ニューヨーク近代美術館、国立国際美術館、富山県立近代美術館、名古屋市美術館、高松市美術館。2012年、韓国の麗水海洋万博コミッション作品として250m x 30mのLEDスクリーン映像「四神旗」を制作し表彰される。2014年「サウンドオブいけばな」でグッドデザインアワード受賞。
☆★☆琳派の最新映像表現:自然界の神の手による不可視的現象を捉えた土佐琳派ライブ☆★☆
■出 演:土佐尚子(アーティスト、京都大学教授)、アキーラサンライズ(音楽家)
■日 時:2015/7/12(日) 15:00~17:00(14:30 開場)
■場 所:京都国立博物館 平成知新館講堂
■料 金:無料( ただし当日の京都国立博物館入館料が必要 ) 定 員200名
■申 込:E-mail: request-cc(at)media.kyoto-u.ac.jp (またはTel: 075-753-9081)へ
*お手数ですがメールアドレスの(at)を@に変えてお送りください。
本文に「7/12 琳派400年記念 イベント申込」と明記し、人数、代表者様のお名前をお書き添えの上、お申し込みください。
■主 催:琳派400年 記念プロジェクションマッピング委員会
■共 催:芸術科学会 協 力: 京都府 京都国立博物館 京都大学 淡交社
■お問合先:琳派400年記念プロジェクションマッピング委員会( 京都大学土佐研究室)
E-mail:request-cc(at)media.kyoto-u.ac.jp
Tel: 075-753-9081(平日10:00〜17:00)
*お手数ですがメールアドレスの(at)を@に変えてお送りください。
琳派400年記念イベント 琳派の最新映像表現:自然界の神の手による不可視的現象を捉えた土佐琳派ライブ