ワンダー・リオ〜ブラジル写真展
国際文化資料館では2011年に、写真家の永武ひかる氏によるワンダーアイズプロジェクト「ペルー・アマゾンの子どもたちが写した世界」展を開催いたしました。これは世界各地の子どもたちにインスタントカメラを渡し、子どもならではの視線からみた彼らの世界を自由に撮ってもらい、それを展覧会にするものです。永武氏によるこのワンダーアイズプロジェクトは、写真を通して文化の多様性や、子どもたちをとりまく社会の問題だけでなく、彼らの抱く夢や希望、そして無限の可能性に関心を寄せてもらうことが目的です。
今回は、ブラジルのスラムに暮らす子どもたちがカメラマンです。昨年はワールドカップ開催、来年はオリンピックが開かれるリオ。人口約700万の大都会で、格差が大きい社会の中で増えているのが中流層やスラムに住むひとびとです。リオのスラムは何百あるとも、リオの人口の5分の1をしめるともいわれ、リオの顔の一つにもなっています。そのリオのスラムに暮らす子どもたちが写した写真と、写真家・永武ひかる氏が写した写真から、リオの息吹と素顔を紹介いたします。
この写真展を通して、近年成長が著しいブラジルの社会の一面、課題や可能性をあらためて感じていただければ幸いです。
☆★☆★ 「ワンダー・リオ~ブラジル」 WONDER RIO -BRAZIL ☆★☆★
■開催日時:2015/5/16~6/14 10:00~16:30
5/27 6/3 6/10は18時まで開館 ・会期中無休
■開催場所:京都外国語大学ユニバーシティギャラリー(京都外国語大学9号館6階)〒615-8558 京都市右京区笠目町6
■主 催:ワンダーアイズプロジェクト/京都ラテンアメリカ研究所/京都外国語大学国際文化資料館
■料 金:無料
■お問合せ:075–864–8741 umc@kufs.ac.jp
■URL :http://www.kufs.ac.jp/