医は意なり-命をまもる 知のあゆみ-
医学を志す人たちに長く受け継がれている言葉が「医は意なり」です。この言葉の中心には「医の使命はただ一つ、病気になった人を直すこと」という真摯な気持ちがあります。
一方で「意なり」を「威なり」や「異なり」と読みくだすことで、自分たちの慢心を戒める気持ちも込められています。曲直瀬道三や亀井南溟など、日本の医の先人たちは、この言葉を座右の銘とし、熱意と強い使命感をもって進歩に貢献しました。
「第29回日本医学会総会2015関西」の開催を機に企画しました今回の医学史展では、まず、現代につながる江戸時代以降の医の発展に尽くした先人たちについて、関西に重点をおきつつ紹介します。また、医学、看護、助産とその教育、創薬と医療技術の変遷を、明治から現在まで概観いただきます。さらに、最先端医学についても紹介します。そして、生命と生命理論、社会保障制度の歴史をご理解いただき、全体として「命をまもる知のあゆみ」を皆さんと一緒に学びます。
医療にはまだまだ解決すべき課題がありますが、市民の皆さんや医療に関わる人たちとともに、過去の経験から学び、誰もが健康にすごせ、安心して子供を生み育める社会をつくりだすためのさらなるきっかけとなることを、心から期待いたします。
主催:第29回日本医会学総会2015関西、京都大学総合博物館 協賛:島津製作所/日本新薬/ツムラ/ナカライテスク/日本ベーリンガーインゲルハイム/和研薬
医学史サロン
■会場:京都大学総合博物館 講演室
■医学史サロン参加無料(ただし、入館料は要ります) 定員(50名)
そうだったのか!そうなんです。
昔のお医者さんのお話から再生医療の問題まで。
各分野のオーソリティが揃った医学史展ワーキングメンバーの先生方が
とっておきのトークを皆さんにお聞かせします。
またとない機会です。無料です、皆さんご参加ください
【関連展】医師たちのブラック・ジャック展(京都国際マンガミュージアム)
☆★☆★ 文化財発掘-京大キャンパス出土の埴輪- ☆★☆★
■開催日時:2015/2/11~4/12 9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日/月・火曜日(平日・祝日にかかわらず)
■開催会場:京都大学総合博物館
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
■入 場 料:一般400円 高大生300円 小中学生200円
■お問合せ:075-753-3272 E-Mail:info@inet.museum.kyoto-u.ac.jp
■URL :http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/