シンポジウム「冥界からの声を聴く―現代社会における宗教の力―」
「冥界」とは、まさしく宗教が生み出した世界認識ですが、とりわけ近代以前の時代には、この世(顕界)から見えないが、あの世(冥界)からは見られているという、特異な心性が、人びとの生活を作り出してきました。
しかし、近代の合理主義、科学主義のなかで、「冥界」の実在性、リアリティは大きく失われつつあるようです。
そこで今回のシンポジウムでは、こちらからは見えない「冥界」の世界との交流、交渉を行う人びと(宗教者)に注目することで、今、彼らは冥界からいかなる「声」を聴いているのか、それをさまざまな現場を通じて明らかにして、現代社会における宗教の力の行方を考えていきたいと思います。
◆スケジュール
13:00~13:10 開会挨拶 榎本 福寿(研究代表/佛教大学教授)
13:10~14:10 基調講演「冥顕像の展開-<死後再会>願望の視点から-」
池見 澄隆(佛教大学名誉教授)
14:20~16:20 パネルディスカッション
14:20-「神道と冥界」 斎藤 英喜(佛教大学教授)
15:00-「幽霊を受けとめる器としての仏教文化」 高橋 原(東北大学准教授)
15:40-「弔いと霊魂の行方」 川村 邦光(大阪大学教授)
16:30~17:30 全体討議
◇司会:大谷 栄一(佛教大学社会学部准教授)
☆★☆★☆ 冥界からの声を聴く―現代社会における宗教の力― ☆★☆★☆
■開催日時:2015/2/22 13:00~17:30(受付12:30~)
■開催場所:佛教大学紫野キャンパス 1-420教室(1号館4階)
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
■料 金:参加費無料・申込み不要 定員200名
■お問合せ:075-495-2150(直通)佛教大学総合研究所
■U R L:http://www.bukkyo-u.ac.jp/