☆納め甲子祭(おさめきのえねさい)
師走の縁日は「終い(しまい)●●」と呼ばれる。
地主神社の「しまい大国祭」・安井金比羅宮の「終い金比羅」・東寺の「終い弘法」
・北野天満宮の「終い天神」である。
五山の送り火「妙法」の「法」の字の火床の下にある「松ヶ崎の大黒天」は、
日頃静寂なところであるが、師走の縁日には果物などを売る露店などが並び、
至って賑わしくなる。
この日を” 納め甲子祭(おさめきのえねさい)”と呼ばれている。
ここ松ヶ崎大黒天は、江戸時代初期の元和2年(1616年)、日英(にちえい)上人が隠居所として建てられたのが始まりで、日英に帰依した里人により妙円寺となった。
本尊は釈迦牟尼仏であるが、日英が創建の際、守護神として別棟大黒堂に祀った大黒天尊である。
その大黒天像は伝教大師の作と伝えられ、開運招福の福の神として篤い信仰を集め、その信仰の広まりは、 松ヶ崎大黒天を京都の七福神 と崇めるようになり、「松ヶ崎の大黒さん」と通称されている。
甲子祭に大黒さまのご弊を受けて、ご自宅の大黒さまの前や神棚、仏壇の中に60日間お祭りし、次の甲子祭に納めてまた新しく受ける。こうして諸願成就をお祈りするようだ。
☆★☆★☆ 納め甲子祭(おさめきのえねさい) ☆★☆★☆
■開催日時:2014/12/19 9:00~17:00
■開催場所:松ヶ崎大黒天 (妙円寺)
〒606-0943 京都市左京区松ヶ崎東町31
■料 金:無料
■お問合せ: 075(781)5067
■U R L:http://matugasaki-daikokuten.net/