日本・スイス国交樹立150年記念展
白沙村荘にさる9月11日、新たに橋本関雪記念館MUSEUMがオープンした。
橋本関雪記念館MUSEUMは、2棟の建物から構成され、両方の建物を正面から重ねあわせて見てみると山手にある銀閣寺にも見えるという。様々な展覧会やイベントに対応できるよう、展示室毎にケース有無、のぞき型や行灯型などの多様なケースの自由配置、調光可能なUVカットの展示専用蛍光管とLEDスポットが用意されている。
その落成記念展覧会として、本年は日本とスイスの国交樹立150周年の記念年であることからスイス人画家シュテファン・シュピーヘル《BLOSSOM(開花)》展が開催される。
シュテファン・シュピーヘル氏
スイス・バーセルにて1950年に生まれ。日本では大原美術館(岡山県)や原美術館(東京都)でも紹介されている。
Stephan Spicher 個展《Blossom》はシュテファン・シュピーヘル氏の日本初個展で、2000年初頭よりスタートした「開花」シリーズの代表作および2013~2014年の最新作も合わせ、世界初公開される作品も多く含まれている。
■記念展覧会概要
題名 : Stephan Spicher個展《Blossom》
会場 : 白沙村荘 橋本関雪記念館 GARDEN&MUSEUM
所在地 : 〒606-8406 京都市左京区浄土寺石橋町37
会期 : 9月27日(土)~10月25日(土)
開館時間: 10:00~17:00
休館日 : 年中無休
主催 : 公益財団法人 橋本関雪記念館
白沙村荘 橋本関雪記念館 GARDEN&MUSEUM
協賛 : Credit Suisse
後援 : スイス大使館、京都市
公認 : 日本とスイスにおける国交樹立150周年記念事業(京都市内博物館連絡会)
企画 : Gallery G-77(京都)
Blossom展公式サイト: http://www.g77gallery.com
関連サイト :
白沙村荘 橋本関雪記念館 GARDEN&MUSEUM
http://www.hakusasonso.jp
スイス大使館
http://www.eda.admin.ch/eda/en/home/reps/asia/vjpn/embjpn/cultur/cultur.html
Facebook
https://www.facebook.com/blossomkyoto
【白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUMについて】
大正・昭和期に京都画壇において、新南画・新古典と呼ばれる画風を次々と生み出し、一世を風靡した日本画家 橋本関雪が半生をかけて造営した邸宅 白沙村荘。この邸宅は、建築・造園の設計を関雪自身が行い作り上げた芸術作品でもあるとして、日本の名勝に指定されています。
1914年に造営が開始され、1945年に至るまで広がり続けたこの作品の100周年を迎えるにあたり、関雪が存命中に計画していた陳列館建設と同じ場所に、日本画作品や蒐集古美術などを展示する新美術館が建造されることとなりました。新美術館は「白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUM」、その眼下に広がる庭園は「白沙村荘 橋本関雪記念館GARDEN」と名称の変更が行われました。
白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUMには2つの展示室が設けられ、1階の常設展示室では橋本関雪の日本画作品や、ギリシア・ローマやペルシアの陶器、中国明清時代の書画などの蒐集品が展示公開されます。2階の企画展示室では1階よりも開放感の高い大きな空間と、東に設けられた開口部から東山大文字と庭園を望むことが出来ます。この企画展示室では、橋本関雪の画稿や内外の現存作家の展覧会を定期的に招致し、展覧会を開催する予定となっています。
現在と過去、日本と海外、そして庭園と美術館が融合する白沙村荘 橋本関雪記念館の新美術館にご期待ください。