文字と形象 MAYA MAXX展 / 何必館・京都現代美術館
MAYA MAXX(マヤマックス)は27歳から独学で絵を描き始め、ギャラリー、美術館での展示だけでなく、難病の子供達と絵を描くプロジェクトを立ち上げるなど、美術の枠を越え、幅広く活動しています。その活動は多くの人々に周知され、特に若い世代に支持されています。昨年は書道界の大きな賞である第8回手島右卿賞を受賞するなど絵画の領域だけに留まらず、多方面で高い評価を得ています。
今回7回目になる展覧会のテーマは「文字と形象」です。文字とは言葉であり、それらによって私たちは賢人の思想や哲学に触れ、時代を越えて先人たちの言葉を自由に紐解くことが出来ます。そしてその文字は私たちに様々な影響を与えてくれます。
今回のMAYA MAXXの作品には、ブッダの言葉を記した「真理の言葉」や「聖書」の一節など、無数の文字が書き込まれています。画面に刻された線は、文字であると同時に絵の確信に近づくための形象なのです。本展覧会では、100号の連作や、パウル・クレーや村上華岳、夏目漱石、宮沢賢治などの言葉から着想を得た作品など、新作約60点を展覧します。
何必館 京都現代美術館 館長 梶川芳友
関連イベント
☆ギャラリートーク・サイン会
MAYA MAXXが自ら、展示会場の作品を解説。イベント後にはサイン会を開催。
開催日時:2014/7/17、8/2、8/6日 各日14:00~
☆ライブペインティング・サイン会
MAYA MAXX本人が、会場の観客と言葉を交わしながら作品を制作する、対話型ライブペインティング。
MAYA MAXXの作品制作の過程を目の前で見ることができる貴重な機会です。イベント後にはサイン会を開催。
開催日時:2014/7/26 14:00~
MAYA MAXX(マヤマックス)プロフィール
https://www.facebook.com/mayamaxx
1961 年 愛媛県今治市出身。早稲田大学教育学部卒。画家。
27歳で独学で絵を描き始め、MAYA MAXXとして1993年に初の個展「COMING AND GOING」を行ない、以後毎年個展を開催。1999年の原宿ラフォーレでの個展では1万人以上の動員を記録、若い世代を中心に大きな 支持を集めた。
展覧会だけでなく、書籍装丁画(吉本ばなな、山田詠美、北川悦吏子、夢枕漠、他多数)・絵本の制作・CDジャケットやCM、テレビ出演などの幅広い活動を行っている。
2013年3月には書道の手島右卿賞を受賞。目下、「対話の記録」と題したライブペインティングを日本全国で開催展開中。
何必館・京都現代美術館での展覧会は2008年より毎年開催しており、今回で7回目となる。
■開催日時:2014/7/15~8/31 10:00~18:00
休館日/月曜日 (7/21は開館)
■開催場所:何必館・京都現代美術館
京都市東山区祇園町北側271
■入 場 料:一般1000円 学生:800円
■お問合せ:075-525-1311 kaahitsukan@kahitsukan.or.jp
■U R L :http://www.kahitsukan.or.jp