祇園祭:長刀鉾稚児決まる
京都・祇園祭の長刀鉾保存会(京都市下京区長刀鉾町)は、7月17日の前祭(さきまつり)の山鉾巡行で先頭を行く長刀鉾に乗る稚児に、京漬物「西利」社長、平井誠一さん(46)の長男誠人(まさと)君(9)が選ばれた。誠人君は、京都教育大付属京都小4年に在籍、サッカーが好き。
誠人君は「(巡行冒頭の)注連縄を切る場面が楽しみ。体調に気をつけて失敗しないように務めたい」と意気込む。
長刀鉾は山鉾33基で唯一、人形ではない生(いき)稚児が乗り、稚児は巡行中「太平の舞」を披露して京の町を清める。
稚児を補佐する禿(かむろ)には、中京区の菓子製造販売「石田老舗」石田宏次さんの次男佳希(よしき)君(10)=京都市立御所南小5年=と、左京区の「常盤印刷紙工」井上重樹さんの長男喜晴(よしはる)君(10)=京都教育大付属京都小5年=が選ばれた。
稚児や禿は祭りの無事を祈願する「お千度の儀」(7月1日)などを経て山鉾巡行(7月17日)に主役として臨み、疫神社夏越祭(7月31日)まで気が抜けない。
SankeiNewsから