祇園御祖櫻
百花繚乱
平野神社
嵐山でも円山でもない。京都の花見はここから。
円山公園の名木「祇園枝垂桜」。その先祖となる木、それが平野神社の桜苑の南東域にある「祇園御祖桜(ぎおんみおやざくら)」である。
境内全域では50種約400本の桜があるが、例年は3月初旬に桃桜・河津桜が開花し、中旬頃からは魁桜(サキガケ)が開花する。
魁桜が咲くと、京都の花見シーズンの幕開けと言われ、門前の魁桜に人々の注目が集まる。
魁(サキガケ)、桃桜、染井ヨシノ、紅しだれ、平野妹背、虎の尾、寝覚、一葉、旭日(キョクジツ)、胡蝶、衣笠 、大内山、白雲、御車返(ミクルマカエシ)、大島、芝山、白妙、麒麟、楊貴妃、嵐山(ランザン)、普賢象(フゲンゾウ)、おけさ、瓢箪、松月、手毬、撫子、有明、御衣黄、突羽根など約50品種には、平野神社が原木となる珍種が数多い。
次々と開花が連なり、約1ヶ月もの間花見ができるのは植物園と平野神社ぐらいだろう。
平野神社 / 京都市北区平野宮本町1
延暦13年(794年)、桓武天皇による平安京遷都にともない、平城京で祀られていた今木神・久度神・古開神を遷座・勧請したのに始まる。元々今木神は平城京の田村後宮に、久度神・古開神は大和国平群郡の式内・久度神社に祀られていた。比売神は承和年間より祀られるようになったものである。
http://www.asahi-net.or.jp/~cr8y-httr/hirano/index.htm