やきとり 雷
1本の串に秘めた
絶大なサービス精神
「あいそが足らぬ場合はご容赦くださいませ」。な~んて達筆で書かれた貼り紙に、フツーの下戸なら恐れをなすか、退却を決め込むか。しかし、ダイジョウブ。こちらの大将、媚は売らぬがかなりのエンターテイナーである。「常連さんが多いから、飽きられへんためですよ」と、しれっとクールに言い放ち、「アスパラがマヨネーズで焼かれてすごいんです」などと銘打った独自路線の一串やツウな背肝を披露する。そこに過度な演出や気負いは一切挟まない。フフフ…、大将やりますな。酒に翻弄されないこの舌が、しっかと実力見届けましたぞ。
■京都市中京区壬生相合町20
■075・841・3177
■18:00~翌1:00/火休
【平均予算】3500円
-京都CF!2009年1月号 引用-