鬼太鼓(おんでこ)
30年が積み重なった褐色の「俺のリング」
店先の赤提灯は「もう六代目」と大将。かつては縄のれんもかかっていた北の稀少な酒場は30年目の節目である。コの字カウンターから、今日も手作りの一品を供している。「ここは俺のリングやねん(笑)」。褐色と化した古色蒼然の店内で、ひと際存在感を放つ大将。連日連夜、客がはき出す喜怒哀楽が「この店をつくってきた」と語る。2000円がなくとも1000円を握りしめ、通う常連が多いのもうなずける。
■京都市北区北山通大宮西入ル紫竹西北町43-1
■075・493・4715
■18:00~翌2:00/日18:00~24:00/月休
【平均予算】2500円
-京都CF!2009年1月号 引用-