パリ35年 リビドーを裂く 今村幸生展
16歳から絵を描き始め、若くしてその才能を評価され活躍しますが、
1977年、国内での活動に違和感を感じ、同時代の美術家たちのいるフランスへと活動の場を移しました。
日本とフランスを往還しながら、留まることなく全速力で創作に挑戦し続け、フランスにおいても確固たる評価と実績を築きあげました。
「リビドー」とは、ラテン語で強い「欲望」を意味する言葉です。
無意識の奥底に横たわる根源的な欲求をさらけだした作品は、狂気を孕みながら、時になまめかしく、鑑賞者に迫ってきます。
本展では、フランスと日本で10年に渡り制作された大作や、建仁寺・禅居庵にて滞在制作した屏風作品などから厳選した約60点の作品を展示します。
渡仏35年の軌跡を、この機会にご覧ください。
今村幸生 プロフィール
1935年 三重県伊勢市生まれ。1962年に第30回独立展で独立賞及び30周年記念賞を受賞。1977年パリに移住。1981年抽象化がはじまり、ポスト・シュルレアリスム的傾向を脱し、現在の作風を確立しはじめる。1982年故郷の伊勢にもアトリエを構え、日仏を往復しながら創作活動を行う。伊勢市のアトリエOHで屏風様式の大作を制作し、屏風によるパフォーマンスと作品展を亀谷美術館で開く。1986年にはパリ市立美術館で公開制作を行った。1992年に「今村幸生作品集」を刊行。2007年建仁寺禅居庵にて屏風作品を制作。
関連イベント
サイン会
日時:2014年2月8日(土)、3月8日(土)各日14:00~
ギャラリートーク
日時:2014年2月23日(日)14:00~
■開催日時:2014/2/1~3/16 10:00~18:00
休館日/月曜日
■開催場所:何必館・京都現代美術館
京都市東山区祇園町北側271
■料 金:一般1000円 学生800円
■お問合せ:075-525-1311 kahitsukan@kahitsukan.or.jp
■U R L:http://www.kahitsukan.or.jp/