宮沢賢治と法華経展~雨ニモマケズとデクノボー~
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」と述べた宮沢賢治。
賢治にとって、「ほんとうの幸福」とはどのようなものだったのか。
賢治の法華信仰という視点から、その思想、詩と文学が解き明かされています。
東北・日本復興のシンボルとして見直されつつある国民的作家・宮沢賢治。
しかし彼は、近代文学の系譜の外に、ただひとりポツンと存在し、いわゆる文壇ともまったく疎遠です。
それは、生前、賢治作品がごくわずかな人にしか評価されず、無名であったことによります。
あの有名な『雨ニモ負ケズ』の収録された黒皮の手帳が、賢治が亡くなって五か月後に発見されたのと同じように、宮沢賢治という人間は、没後に多くの人によって発見されたのです。
没後発見された宮沢賢治という人間は、様々な人によって解釈されます。誰もが「自分のモノにしておきたい」と思うほど、発見された宮沢賢治は魅力的な人間でした。
しかし賢治の思想の基礎には何があったのか。
賢治のヴァイオリン音楽会
2014年2月15日14:00~
今回演奏していただく際に使われるヴァイオリンは賢治の妹であり、良き理解者であったトシさんが愛用されていたもの。
賢治が実際に所有していたヴァイオリンだそうです。わざわざ岩手県花巻からこの貴重なヴァイオリンをもってきていただくのも凄いことなのですが、更に凄いことに当日は和樹さまのご息女の香帆さまに演奏していただきます。
このほか、賢治作品を和樹さまの奥さまであるやよいさまにご朗読いただくことになっております。
これだけの賢治ファミリーがお集まりになられて演奏会をされるという大変貴重な機会です。ぜひたくさんのご来館、おまちしております。
http://www.hbsmuseum.jp/exhibition/index.php?c=exhibition_view&pk=1389342911
■開催日時:2013/10/11~2014/2/28 10:00~16:00
休館日/毎週月曜日 年末年始(12/26-1/6)
■開催場所:京都佛立ミュージアム
京都市上京区御前通一条上る 東竪町110
■料 金:無料
■お問合せ:075-288-3344
■URL :http://www.hbsmuseum.jp