生誕100年 佐藤太清展
自然がみせる一瞬のきらめき。もう二度と見ることのない美の瞬間。
佐藤太清は、自然との一期一会の出会いを、
詩情あふれる解釈で絵画に映し、受け止めた心象を永遠のものにしました。
自然を描き続けた日本画家・佐藤太清は、大正2年(1913)京都府福知山市に誕生します。出生直後に両親を失うという境遇に遭いますが、故郷の自然に触れ、その情景を描く体験に目覚め、絵の道を志します。18歳で上京し、児玉希望の内弟子として日本画の修業を始めました。
10年の研鑽を経て、新文展に「かすみ網」で初入選。その後、嵐や炎などの自然現象を崇高な視点であらわし、また太清の代名詞ともいえる連作『旅シリーズ』では、自然が持つ美しさに精神性を与え、花鳥風景画という新分野を確立。平成4年(1992)に文化勲章を受章。日本画壇を代表する作家として、戦後の日展を支えました。
本年、佐藤太清は生誕100年という記念すべき区切りを迎えます。福知山市佐藤太清記念美術館の所蔵作品、全国の美術館や個人所蔵の作品、また太清の没後に発見され、この度修復を終えた作品や未公開作品を一堂にあつめ、画業70年をたどります。
■開催期間:2013/12/22~2014/2/9 10:00~19:30
休館日/毎週月曜日 *祝日は開館、翌日休館/12月28日~1月3日
■開催場所:京都文化博物館 3階展示室
京都市中京区高倉通三条上る東片町623−1
■料 金:一般 500円 大学生 400円 高校生以下 無料
*上記料金で、2階総合展示・3階フィルムシアターもご覧いただけます。
■お問合せ:075-222-0888
■URL :http://www.bunpaku.or.jp/exhi_sato.html