開館15周年記念 「初代浄林・二代浄清」
千家十職の釜師・大西家は江戸時代のはじめからおよそ四百年、現在も工房を構える京都・三条釜座の地で 茶の湯釜の伝統と技を受け継いできました。
秋季企画展では、美術館開館十五周年の節目を記念し、大西家の初祖である浄林と、その弟で当代随一の名工と謳われた二代浄清の作品を一堂にご紹介いたします。
古田織部や小堀遠州、千宗旦など、時の茶人たちの要望に応えるべく磨かれた技から生み出された作品は繊細かつ創造性にあふれ、鉄の鋳物からなる茶の湯釜独特の枯淡味のなかに瀟洒な趣きを漂わせます。
茶の湯釜の魅力を存分に伝える彼らの作品を、この秋ぜひご高覧ください。
初代浄林作 霰乙御前釜 【写真】
初代浄林作 笠釜
二代浄清作 鶴ノ釜
二代浄清作 狩野探幽下絵 鷺地文撫肩釜
大西定林作 唐銅七宝透朝鮮風炉
大西五郎左衛門作 遠州好 波地文糸目肩衝釜 ほか
◇京釜鑑賞会<予約制>学芸員の解説のもと、大西家歴代の作品などを手にとって鑑賞していただきます。
平成25年9月28日(土)、10月12日(土)、10月29日(火)、11月9日(土)、11月29日(金)、12月14日(土)午後1時30分より
参加費:一般1,500円、学生・友の会会員:1,000円(呈茶・入館料含む)
※なお5名様以上でお申込は、上記の日程以外でも承ります(料金は異なります)。
■開催期間:2013/9/6~12/23 10:00~16:30
休館日/月曜日(祝日の場合は翌日)
■開催場所: 大西清右衛門美術館
京都市中京区三条通新町西入釜座町18-1
■入 館 料:一般800円 大学生500円 高校生以下無料
■お問合せ:075-221-2881
■URL :http://www.seiwemon-museum.com